……で今回、「過活動膀胱」をテーマにした企画記事を
担当しました。
泌尿器科の話題はなかなか表立って
しにくいものですが
今回、取材してつくづく思ったのは
泌尿器のトラブルは必ずしも泌尿器の問題にあらず、ということです。
……というのも、健康な状態なら
トイレに行きたいかどうかを事前に判断できるし
近くにトイレがなければがまんもきくから。
つまり、脳と膀胱が神経を通じて常に、トイレを巡って
話し合いをしているというワケ。
排尿障害にはいくつかの種類があり、複合して起こっていることもありますが
その中の過活動膀胱は、
病態の名前から、いかにも膀胱が悪者みたいにとらえられがちですが
過活動にさせているのは、実は脳。
水をさわったとき、ドアノブに手をかけたとき
あるいはほかの、何かのきっかけを
脳が勘違いして膀胱に、
トイレへ行きなさい!と命令してしまうのが原因です。
……という話を取材先の専門医から聞き、
思い出したことがあります。
-昔、耳鳴りの取材をしたときにも、
耳が悪者ではなくて、脳が音を鳴らせていると聞いたなあ…-
脳は意外とおばかさん、
というか、むしろ複雑すぎるがゆえにバグも出やすい臓器、
といえそうです。
誌面には治療やセルフケア法なども載っていますので
ご興味のある方は、良かったら手にとってみてくださいね。
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