神奈川絵美の「えみごのみ」

イヴに、ホドラー その1

クリスマス・イヴに
こんな冬のコーデでお出かけした。


小糸染芸 小糸敏さんの小紋“渋カワ不思議ちゃん”に
四季の花柄が織り込まれた桐生織の半幅。出ている柄は寒椿。
一見、無難にまとまっていますが、
すっかり結び方を忘れてしまい、実はマニュアル通りではありません


帯留めは、シルバーメタル×クリスタルの猫のピンブローチ。
半衿は、雪の結晶の刺しゅう入り。

これに、アンティークの羽織を合わせてみたら、こうなった。

目白のLUNCOさんで縁のあった、
昭和20年代終わりごろのものとされる長羽織。
ミンクのミニマフラーは母の形見。毛並がもう乱れてきていますね。

これに……

先日のパーティで持ち、まだしまいこんでいなかったので
これでいいやと、フューシャのムートントートを再登板させたけれど。
……正直、どぎつくて反省。
羽織のパープルが沈んでしまうようで。
黒っぽいバッグの方が良かったな。

(でもこのコーデ、外国人ウケは良かったようで、
出先で観光客ににっこりと、注目されちゃいました)


さて、向かった先は……

前々から行きたいと思っていた、
スイスの画家 フェルディナント・ホドラー展@国立西洋美術館。

良かったです。とても、良かったです。

感想は次の更新でアップしますが、
会期が来年12日までで、もうあまりないため、
今、声を大にしておススメします。

印象派のように、万人受けする画風ではありませんが、
セザンヌやゴッホが好きな人は、興味深く観られるかも。
あとは、ドイツ表現主義(ベックマンなど)、ウィーン分離派(クリムトなど)
「青騎士」時代のヴァシリー・カンディンスキー、
確か昨年きたシャヴァンヌが好き・・・という人も楽しめそう。
また、少し時代が遡りますが
クールベやヴァン・ダイクあたりを知っている人は
特に初期の作品に、影響を見てとれると思います。

自分の中で、ジグゾーパズルのように、
断片的に存在していた西洋近代絵画史が
この人の絵を見て「あっ、あの人のあの画風はここから・・・!」と
いくつかつながった瞬間が、ありました。

チューリヒ美術館展の半券を持参すると、100円引きだそう。
ご興味のある方、お急ぎくださいね。

コメント一覧

神奈川絵美
香子さんへ
ぜひ、お会いしましょう~
羽織時期のうちに
香子
次回はぜひこの羽織をお召しの時にお会いしたいです。
良いお色ですよねえ♪
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