神奈川絵美の「えみごのみ」

6cm四方の宇宙

(前回の続き)


宮古上布に紗の博多帯で向かった先は……


下北沢の器屋&カフェ「織部下北沢店」。
名前の通り、織部が充実。

何と言ってもこの日は……

織部の豆向附がこんなに!
お若い作家さん、安洞雅彦さんの個展が開催中(28日まで)。

だいたい、6~8㎝四方に入る大きさの豆向附。
一つひとつに表情があって、
300もあると、選べない!
テーブルを、ぐるっと一周すると、
さっきまで「いいな」と思っていた作品が
あれ、どれだったっけ……(笑)

最初に選んだのは、コチラ。

おそらく300ある中で、イチバン大きいのを
安定感のあるフォルムで、使いやすいかなとも思って。

でも、一つだけでは面白くないので……

「秋らしい柄を、選んでいただけませんか?」
そうお店の方にお願いしたら「私はこれがイチオシ」と
選んでくださったのが


コチラ。
夕暮れの空をわたる鳥の群れ。
-これは美しい景色-と、躊躇せずいただくことに。

もう一つ、どうしても傍に置いておきたいと思ったのが


コチラの梅柄。春だけど。

でも、


ほら、こうして並べると、丸と格子がそろっていて
形はぜんぜん違うのに、セットに見えるの


この2つは秋らしい柄のセット。


そしてこの組み合わせは、形が似ていて統一感のあるセット。


この3つ、横からの眺めも可愛いのです。

豆向附を3ついただくと、
この方の大きい(よくあるサイズ)作品1つを
買っておつりがくるほどの値段。
でも…私、
手のひらにのる小さな“宇宙”-ミクロコスモス-に
何ともいえない愛らしさを感じて。

秋の始まりは織部で、しっとり落ち着いた
時間を過ごしたいな。

コメント一覧

神奈川絵美
風子さんへ
こんにちは
ああ、残念でしたね・・・秋らしい渋い緑、茶、
・・・のオンパレードで、もしいらしていたら
きっと、目が踊ってしまうと思います。
織部の豆向附というのも結構、珍しいですよね。
風子
ちょうど 東京にいたので 時間があったら この催事行きたかったのです。
織部は好きですし 下北 という昔のなじみの場所だったものですから。
でも 行けませんでした。
絵美さんのお買い物をじっと見て 満足することにします笑
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