神奈川絵美の「えみごのみ」

きもの縁 de 国際交流

(前回の続き)

さて、鑑賞の前に国立新美術館3階の「ポール・ボキューズ」で
ランチして



会場へ!
今回が17回目、そして朋百香さんは10回目の出品だそう。


こちらは「兆し」。

そして

「沈黙」(向かって左)と、昨年のパリでの展覧会で受賞した作品「no excuse」。

墨で描く抽象画のことを墨象画といい、
日本に特徴的なスタイルとして、海外で人気だと
朋百香さんから聞きました。


こちらはフランス人の作品で、漆を使ったもの。
ヨーロッパで長い歴史を持つ油彩に代わって
こうした東洋になじみ深い画材を好んで使うアーチストも
増えているんだとか。


こちらは津軽のこぎん刺し。
さすがに外国の方で、これにトライする人は
まだいない模様。


会場の一部ですが、
今年は墨を使った作品がとりわけ多かったような…。
墨を使ったといっても
「書から入った人と、絵から入った人がいるの」と朋百香さん。
なるほど、上の写真、左にずらっと掛っているのは
表装の様子から、書の人たちですね。

……などと、朋百香さんの絵を前に
説明を聞いていたら、
可愛らしいお顔だちのフランス人女性が声をかけてきて
(表彰式で見かけました、というような内容だったらしいです)
あれよあれよと家族や友達と思われる人が集まってきて
絵のことや展覧会組織のことなどきいてくるので

ここは、フランス語堪能なY子さんにお任せ

-私も写真を出品しているんです-とのことで

見れば綺麗な舞妓さんの写真。
(私たちが写り込んでしまっていますが・・・)
出品者のロレンスさんは、もう10回以上も来日していて
この写真はたまたま、京都で通りすがりの舞妓さんに頼んで
撮らせてもらったたった3枚のうちの1枚。
モデルさんでもなく、ヘアメイクもライティングもなしで
これだけの雰囲気ある作品になるとは、驚きの一言。

外国人は、写真を撮られるのを嫌がるから、どうかな
と思いつつ、
一緒に・・・いかがですか? とY子さんに通訳してもらったら
快諾くださったので


こーんな、大家族的な写真が撮れました
作品の向かって右脇に立っている、赤いパンツスタイルの女性が
ロレンスさんです。
名刺をいただいたので、早速写真をメールで送りました。英語で

先方のご家族や友人も、
私たちの着物姿には興味しんしんで、
パチパチ写真を撮っていました。
「確かに、一度に5人もの着物姿が歩いているなんて
特に夏は、めったに見られないよね」

きもの縁で国際交流。真夏のちょっとしたハプニング。
これを機にますます、着物に興味を持ってもらえたらいいなあ


※日本・フランス現代美術世界展は8月14日までの開催。
 地下鉄千代田線乃木坂駅から直結の国立新美術館にて。入場無料。
 都会の涼みスポットです。国際交流のチャンスも…?

コメント一覧

神奈川絵美
朋百香さんへ
残暑お見舞い申し上げます。
受賞作品、間違えてしまいたいへん失礼しました!
訂正しましたが合っていますでしょうか…。

フランスの人々、家族も友人も一緒に、というのが
すごいですよね。日本の暑い夏、楽しんでいただければ
いいのですが…。
朋百香
http://www.tomoko-358.com
絵美さま
過日はありがとうございました。
こうして写真を見ると、フランスの方達、アットホームな感じで写ってますね〜、ほんの少し前にお目にかかった人達なのに・・・(笑)楽しい思い出ができました。
ところで、パリの展覧会で受賞したのは「no excuse」の方です。一応、訂正しておきますね。
神奈川絵美
香子さんへ
こんにちは 行ってらしたのですね!
墨の書や絵はことさら、
体感温度を下げてくれるような・・・。
国立新美術館は、乃木坂駅から外に出ないで
済むから、避暑にいいですよね
私は昨日、日本橋に行ってきたのですが、
やはり地上には出ませんでした
香子
ワタシは本日(もう昨日になりましたが)
行って参りました。
避暑には丁度いい空間ですよね〜♪
朋百香さん、お元気そうで何よりです。
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