神奈川絵美の「えみごのみ」

7年間も寝かせてしまった。

私は割とこまめに衣替えをしている方だと思うが、
出したり、移したり、入れたり、しまったり…しているうち、
いつの間にか、
あれ、どこへいったかな
行方不明になってしまうものも、ある。

それでも毎年一度でも着ているものなら、大抵は探し出して
ことなきを得るのだけれど、
先日、コレが滅多に開けない雑貨用のケースに入っていたのを
見つけたときには、さすがに青ざめた。



未仕立ての襦袢地。
何とコレ、7年半前に馬喰横山の問屋「辻和」さんでいただき、
その後1~2年は場所を決めて保管していたのに、
箪笥の整理で移動させてから、行方がわからなくなっていたもの。

そのときの記事はコチラ→問屋さんでお買い物(2006年8月25日)


昨年、一昨年と「早く仕立てなきゃ!」と探したが見つからず、
もう2014年も、前半の袷の時期が過ぎようとしているのに。


もう一度、眺めてみる。


……もしかして、もう(年齢的に)遅い!?

そもそもコレをいただいたときは、超が10個もつきそうな
きものビギナーで、
うろこの地模様はまだいいとして、七宝に羽子板、松竹梅…の柄は
母親が娘のお嫁入り道具に選びそうな、晴れ着用なのに
ほとんど気に留めていなかったような


まあ、襦袢地なので、めげずに柔らかもの用に仕立てますが……。
危うく、反物のまま断捨リスト入りするところでした……。



もうひとつ

これは二子玉川の古着屋さんで、やはり7年前にいただいた
草木染の型染め小紋。
その後1回、人と会ったときに着て行ったものの、ずっと出番がなく……
しまいこんで、行方不明になっていた。
こちらも着てあげないと。


衣替えは、今やワタシにとって、
「間違って買っちゃったかも…」

    「これ、どうして買ったんだっけ…」

         「こんなの、買ってたんだ…」

小さな懺悔のオンパレードだ。

コメント一覧

神奈川絵美
セージグリーンさんへ
こんにちは
確かに袖口から見える襦袢って、
暗い色よりは明るい色の方が、目を引きますよね。
暗い色でも、何かビビッドな柄が入っているとか・・・。
仕立て上がったらまた、アップします
セージグリーン
襦袢に派手なし、言い得て妙です。
いつぞや木村孝先生が「袖口は暗いですから、
襦袢は明るい色がよろしいな」と仰っていました。
神奈川絵美
朋百香さんへ
こんにちは
ふふ、ここのところの「自分祭り」でだいぶ
バリエーションが増えたのでは・・・
襦袢に派手なし、その通りですね。
柄が全部見えるわけではないし、次の袷のシーズンに
合わせて、仕立てたいと思います
朋百香
http://www.tomoko-358.com
絵美さま
絵美さんほど、きものを着ている訳でもないので
今の数がちょうど良いのかも・・・と、思って
いますが(収納も覚えていられるのも)、それでも
1シーズンに袖を通せなかったものも・・・。
夏はかなりトーンダウンしますし。と言いながらも
増えてゆくこの矛盾(笑)
黄色系の襦袢って、案外重宝しますよ。
私もヘビロテで着ています。
襦袢に派手なしです。お仕立てくださいませ~。
神奈川絵美
ふうこさんへ
こんにちは
単のお襦袢、仕立て上がったらすぐ活躍しそうですね
小紋、そうなんです。単体?では決して地味ではない
のですが、私が着ると地味目になってしまう(笑)。
小付けの柄もどうもあまり私、似合わないみたいで・・・。
でも、青を主体とした色味や全体の雰囲気は
気に入っているので、どこかでまた着ようと思います
ふうこ
こんにちは。
う、、、耳が痛い、、、です。
忘れてしまっていることも、はたまた 手に入れても
数年寝かせたあとで これはどう着ないなあ、と
悔やむことも。

じつは 昨日 あわてて寝かせてあった単襦袢を
仕立てにだしたところだったのです。

お襦袢は全然 遅くないと思います。
小紋は 絵美さんにしては 地味目なので 手が
あまり出ないうちに、、、なのかなあ、とか 首を
かしげています。
素敵なのに♪

神奈川絵美
とうこさんへ
こんにちは
着物の場合、仕立て上がるまでの間に忘れてしまう・・・
ってありますよね
断りきれないとうこさん、優しいのですね。
でもまあ、「もの」が手元にくれば、また愛着もわくのでは…
とうこ
こんばんは。
良かった~~私だけではなかったんだあ。。。
私の場合、言い寄られて?逃げるように買ってしまったものとか、、、全く忘れているのです。。。きっと(潜在意識のなんで買ったんだろう→買わなかったことにしようが働き)記憶から抹消させてしまっているのかも。
そして、数日前デパートから「そろそろ、絽の訪問着仕立てに入りますね」・・・なんだっただろう・・・です。
神奈川絵美
香子さんへ
こんにちは
そうですよね、今後着物の色がより渋くなったときに
こうした襦袢は存在感を増すのかも知れません。
次の袷の時期を目標に、仕立てたいと思います
香子
地味目のお着物の時に
ハッとする色が袖や振りからこぼれると
そこはかとない色気がでますよね。
ぜひぜひお仕立てしてお召しになってくださいな
神奈川絵美
Tomokoさんへ
こんにちは~ おお、チャット状態
いや私、思うのですが、
Tomokoさんの「寝かせる」と、ワタシの「寝かせてしまう」
は、志の高さが違うと思うのです。
Tomokoさんはきちんと時期をみて、洗い張りやお仕立てに出しているではないですか。
ワタシは単に「忘れてしまう」ので
ともあれ、(幸いにも好みが変わらず)
着てあげられるものが増えるのは嬉しいことではあります
神奈川絵美
セージグリーンさんへ
こんにちは
全体の把握は…実は記憶だのみ(笑)。
収納場所は、大まかに3カ所ありまして
(旬のもの、次の旬のもの、季節はずれのもの)
そこをぐるぐる移動させています。
でも着物の衣替えって、結構な力仕事ですよね…。

長襦袢、袖から薄オレンジのうろこが覗くと、
ちょっと嬉しいかな、と思って買ったのに、
そのままにしてしまって…早く仕立てようと思います
神奈川絵美
りらさんへ
こんにちは
えーっ、私、こういうの頻繁にあります
妙に几帳面なところもありますが、基本的には適当(笑)。
襦袢は、柄を全部見せるものでもないので、
助かりました
型染めも、帯次第でまだいけそうですよね。
Tomoko
こんにちは。
なにも動じることはゴザイマせん、昔買ったあれやこれや、みなさん同じような経験をされているのでは。
私もうすい山吹色の襦袢地、もう5年ほど寝かせたまんまです。所在は把握してても「仕立てよう」ってことを失念しているうちにこんなに時間がたっちゃった!
5年や7年はあっという間ですよね。長く着ているとその間に好みが変わってしまったということもありますし。断捨離も含め、これから活かしてあげられるといいですね~。

セージグリーン
衣替え、お疲れ様でした、、、。
お手持ちが多いと、全体を把握するのは
大変なことでしょう。
予々、どうやって管理されているのだろうと
思っておりました。
長襦袢は袖口からちらっと覗くのがきれいな色
だと嬉しいですし、小紋もこれからが旬を迎え
そうなお色味と柄ですもの、間に合って?
よかったですね。
りら
絵美さんでもそういうことがあるのですねぇ・・・
長襦袢地は隠れるものでもありますし、ちっとも「遅い」ことなんかないと思いますよ~。
長襦袢の縁起柄というのも、普通に通年着るものだと思います。

型染小紋もこれから長く着られそうですね♪

嗚呼、私も早くもっと使い勝手の良い着物類の収納を考えねば!なのでした。
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