貸切バスを格付け

貸切バス会社を2010年度にも格付けするようです。
バス会社の申告書により専門家が100点満点で採点。80点以上を☆☆、60点以上を☆とし、それ以下はナシのようです。

2000年の規制緩和以降、観光(貸切)バス会社（いわゆる新免）が乱立、安い運行費から独立系旅行代理店ではそれらの会社を使用し、安い旅行費用で乗客を集めてます。
昨今では、旅行代理店企画による夜行ツアーバス(決して高速バスではない)がやはり低価格で人気となっています。

そんな旅行会社で使用される会社のほとんどは、運転士は数名、車両も数台といったところが珍しくなく、経営を安定＝稼働率をあげると言った事を一番に考える事から、無理な労働や酷使する車両など、トラブルが頻繁に発生しています。少し前に、スキーバスが高速道路の橋脚に衝突なんてのもありました。
最近は高速道路上を、大手の中古車両を買い取り、整備しているのだろうか？と思わせるような黒煙バリバリの車両、ボディパネルがバタバタしている車両に乗客を乗せて走っている姿を見るにつけ、ちょっと寒気を覚える事しばしば。

そんな現状を察したのか、こう言ったランク付けと言うのは運転士・車両の安全運行といった観点からは大歓迎な事です。
この事により、新免会社も運転士に充分に余裕を持たせた勤務・しっかり整備した車両を心掛けてもらえたら、皆が安心して乗れるバスになるのではないでしょうか？！