JR東海バス 金城ふ頭・名古屋号乗車

7月15日から運行を開始した浜松駅から名古屋地区金城ふ頭駅＆名古屋駅を結ぶ高速バス路線金城ふ頭・名古屋号に乗車して来ました。

◆JR東海バス（金城ふ頭・名古屋号）




【ダイヤ】浜松駅（北口）9:45→金城ふ頭駅11:28→名古屋駅（新幹線口）12:00の片道1本。

【運行日】日曜日月曜日と特定日の運行となっており、日曜日に加え月曜日運行が示す通り、ある路線の名古屋回送を営業路線としたものと思われます。

【通常運賃】浜松駅～名古屋地区で3,100円ですが、ほとんどの座席に設定されている得割を利用すると1,900円、これにネット割を加えた値引きで1,860円まで下がります。

さて浜松駅にやってきました。
駅前にある円形のバスターミナル11番のりばが始発です。
9:30に遠州鉄道のe-LineR横浜行、9:35に同じくe-wing中部国際空港行が出発し、その後早めに着いて待機していたJR東海バスが入線です。

◆遠州鉄道（e-LineR横浜線）


タブレットを持った運転士さんとの改札を済ませ、車内に入ります。
ブルーとピンクのシートが並んだ予備席を除いた最後部10Dに陣取ります。

◆車内


◆シート回り


（10:45）浜松駅4名の乗車で名古屋地区に向かいます。
このバスの走行ルートは、浜松駅～浜松西IC～（東名浜名湖）～（東名豊川）～（東名本宿）～豊田JCT～伊勢湾岸道～名港中央IC～金城ふ頭駅～名港中央IC～東海IC～東海新宝IC～名古屋高速～黄金IC～環状線～名古屋駅となっています。

特長的なのは、金城ふ頭駅から名古屋駅のルートがそのまま一般道（第2ふ頭～環状線）を北上するのではなく、先ほど走って来た伊勢湾岸道を東海ICまで引き返し、名古屋高速4号線に乗って名古屋駅最寄りの黄金ICまで走ると言うもの。
距離的に、通行料金的に負担となりますが、乗客への安定走行、乗務員への負担軽減といった意味からでしょうか。
（一般道でも昼間ですから30～35分で到着できるはずです）

さて4名を乗せたバスは快適な高速クルージングです。
新東名高速道路愛知県区間開通後は格段に通行車両も減っていますので、スピードが落ちたりせず一定速度を保てます。

◆浜名湖


途中、東名浜名湖、東名豊川は乗車ナシ、最後のバス停東名本宿で2名乗車、総勢6名で名古屋地区へ向かいます。

◆浜松駅10:40発e-wingをパス


元々、運行日からして乗客の多くは期待していないとは思いますが、金城ふ頭駅に立ち寄る事から幾分かはレゴランドへの足を期待しているのか？
そんな事を考えながら、乗客全員同業者であると確信してバス旅を楽しみます。
東名高速・伊勢湾岸と良く走る区間をバスで進みます。
見える風景が違って車窓が新鮮に映ります。

◆車窓（新日鉄住金）


◆車窓（太平洋フェリー）


ほどなくして一旦名港中央ICで高速道路を降ります。
浜松駅を出て1時間40分、金城ふ頭駅に到着、2名の方が下車されました。

さてこれからが楽しみな区間です。
再度名港中央ICに向かい、豊田方面に進んで行きます。
名港中央大橋、名港東大橋を渡り2つ先の東海ICで名古屋高速連絡路に進路をとります。
この区間も快適な走行が続きますが、この区間は60km/h制限であることからバスは持て余し気味に低速で走って行きます。

◆車窓（名古屋高速より職場あたり）


◆車窓（名古屋高速より名四国道）


職場を盗撮したり、名四国道、名古屋駅近郊をカメラに収めていると高速終点黄金ICに到着です。

◆車窓（黄金陸橋より）


ここからはお馴染みの黄金陸橋周りの環状線から名古屋駅（新幹線口）に進んで行きます。

定刻4分前の11:56に終点到着です。運転士さん、ありがとうございました。

◆支店へ回送（お疲れさまでした）



この路線ちょっと特殊な路線であり、素人が考えるに浜松→名古屋で「まあ高速通行料が出ればいいや」的な感じではないかと思っています（勝手に）。
（運行日が土日であればそれなりに乗車もあったりするかもですが、あくまでも会社側の都合の運行と思いますので）

なお金城ふ頭駅に降車客がいない場合、伊勢湾岸道東海IC～名古屋高速新宝ICの短絡ルートをとり金城ふ頭駅には寄りません。
よって名港東大橋、名港中央大橋を通りませんので、車窓の楽しみが少し減ります。
そのため所要時間は20分程度短縮され、計算上浜松駅～名古屋駅は2時間を切るものと思われます。

そんな訳で、東名高速上のバス停を増やしたり、運賃も1,840円を通常運賃に、金城ふ頭駅に寄らない路線などを考えつつ、東名浜名湖～名古屋駅を走るこれまでの東名高速線よりも格段にスピードアップするであろう名古屋駅～浜松駅間の高速バスを妄想していたりします。