*数学のお話もあくまで自分用の「メモ」として書いていきます。
*あんまし数学と関係ない話題も書いていきます。
認知心理学者ピーター・ウェイソンが実験に使用した4枚のカードの問題。
この実験はの正答率は約20%で、人間の不確定要素を判断材料にしたがらない性質を裏付けている。
実際の問題は次のとおり。
片面にアルファベット、片面に数字が書かれた4枚のカードがある。
「A」 「5」 「Q」 「4」
「母音のカードの裏に書かれている数字は偶数である」
という命題の真偽を確かめるためには、どのカードの裏を確認すれば良いか?
正解は「A」と「5」のカード。
「4」のカードの裏が母音がどうか確認をしたくなるが、
「4」のカードの裏を確認したところで命題の真偽には一切関係が無い。
頭の体操【問題1】の解答例で挙げたように、
「AならばBである」という命題があったとき、仮定Aが偽であれば結論の真偽に関係なく文全体は真になる。
すなわち、「4」のカードの裏が母音でも子音でも命題は正しくなるため、
命題の真偽の調べるのに「4」のカードや「Q」のカードの裏を確認する必要は無くなる。
「A」のカードの裏が奇数であったり、「5」のカードの裏が母音であったら
命題は成り立たないため、この2枚のカードは真偽の確認に欠かせない。
不確定な要素を判断材料に用いるこの考えは、直感的ではないが、高効率であり戦略として優れている。
また、数字・アルファベットではなく、選言肢が直感的イメージのしやすい
具体的なものである場合、正答率は大幅に上がるという。
今回の命題のように選言肢が2つ以上あり、選言肢が排他的であるものを
(そのまんまであるが)排反的選言の選言命題と呼ぶ。
*あんまし数学と関係ない話題も書いていきます。
認知心理学者ピーター・ウェイソンが実験に使用した4枚のカードの問題。
この実験はの正答率は約20%で、人間の不確定要素を判断材料にしたがらない性質を裏付けている。
実際の問題は次のとおり。
片面にアルファベット、片面に数字が書かれた4枚のカードがある。
「A」 「5」 「Q」 「4」
「母音のカードの裏に書かれている数字は偶数である」
という命題の真偽を確かめるためには、どのカードの裏を確認すれば良いか?
正解は「A」と「5」のカード。
「4」のカードの裏が母音がどうか確認をしたくなるが、
「4」のカードの裏を確認したところで命題の真偽には一切関係が無い。
頭の体操【問題1】の解答例で挙げたように、
「AならばBである」という命題があったとき、仮定Aが偽であれば結論の真偽に関係なく文全体は真になる。
すなわち、「4」のカードの裏が母音でも子音でも命題は正しくなるため、
命題の真偽の調べるのに「4」のカードや「Q」のカードの裏を確認する必要は無くなる。
「A」のカードの裏が奇数であったり、「5」のカードの裏が母音であったら
命題は成り立たないため、この2枚のカードは真偽の確認に欠かせない。
不確定な要素を判断材料に用いるこの考えは、直感的ではないが、高効率であり戦略として優れている。
また、数字・アルファベットではなく、選言肢が直感的イメージのしやすい
具体的なものである場合、正答率は大幅に上がるという。
今回の命題のように選言肢が2つ以上あり、選言肢が排他的であるものを
(そのまんまであるが)排反的選言の選言命題と呼ぶ。