【信じ難いことが行われ、誰しもが知りながら、粛々と事が進んで行く怖ろしさがこの国の隅々にまで浸透している】
豊洲移転の闇は「うわさ」として皆んな知っていたのに、「お金」「税金」「時間」「オリンピック」などの条件が悪化するから、「仕方がない」で見切り発車寸前だった。小池都知事も選挙公約上、負けを覚悟の上で「調査結果待ちの移転延期」を発し、自らの政治家としての矜持を優先する賭けに出ていた。
ところがこれが思わぬ大どんでん返しを引き起こした。きっかけは週刊現代の記事を見た共産党都議団による現地調査だったが、それまですでに豊洲移転反対派からは多くの反対理由が示されていた。
例えば、2階以上は床が重みに耐えられず、抜け落ちる危険性を指摘されてはいたが、本当は1階部分も実はその下が空洞であったことも皆んな知っていたのではないだろうか。
実は皆んな知ってはいたが、「たいした事はない、騒ぎすぎだ」「ここまで来たんだ。金もつぎ込んでいる。今さら引き返して何の得があるのか?」「ちょっとぐらいベンゼンだか何だか知らないが、そんなに危険じゃないはずだ」…
水俣病の教訓が全く生かされていない。まるで当時の政治家、行政、企業の言っていた事のようだ。
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