ようやく雪や氷の影響から解放されてきたバンクーバーです。
ツルッツルの路面のために骨折者も続出しているとか。雪には多少慣れてましたけど、この氷にはお手上げでしたー。
雪で何度も思い出すのは10年くらい前に、レイキの生徒さんが捜索隊の方から聞いたというお話です。わたしの記憶違いがあるかもしれませんがー。
* * *
18歳と21歳の青年が二人でカナダの雪山を登山し、悪天候のために遭難してしまいました。
1度目の捜索では二人の姿が見つかりませんでした。
「こういうときは家族が勘が役立つ」
と熟練の捜索メンバーは言い、21歳の青年の父を連れて、空から再び捜索へ。
その言葉通り、父がここだ、と指差したところに降り立ち、どっさりと覆いかぶさった雪を払っていくと、まず一人目、21歳の青年の遺体が現れました。
父も捜索隊も、彼の姿を見て驚きました。彼はTシャツ程度の服しか着ていなかったのです。
そして彼に身を寄せるようにしていたもう一人の18歳の青年の姿が雪の中から現れました。
その青年は二人分の衣類を着て亡くなっていました。
21歳の息子の姿を再び見やった父は大声で叫びました。
「これが俺の息子だ!」
* * *
この話を思い出すたび、いろんな感慨が、新たな思いが沸き起こります。
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