ひーりんぐたいむ

カナダのバンクーバーでレイキを実践&指導する平野かおりが日常のあれこれを綴ります。
ライター業もやってます。 

雪山の話を思い出して

2017年01月13日 | こころのまなび

ようやく雪や氷の影響から解放されてきたバンクーバーです。

ツルッツルの路面のために骨折者も続出しているとか。雪には多少慣れてましたけど、この氷にはお手上げでしたー。

雪で何度も思い出すのは10年くらい前に、レイキの生徒さんが捜索隊の方から聞いたというお話です。わたしの記憶違いがあるかもしれませんがー。

       *      *      *

 

18歳と21歳の青年が二人でカナダの雪山を登山し、悪天候のために遭難してしまいました。

1度目の捜索では二人の姿が見つかりませんでした。

「こういうときは家族が勘が役立つ」

と熟練の捜索メンバーは言い、21歳の青年の父を連れて、空から再び捜索へ。

その言葉通り、父がここだ、と指差したところに降り立ち、どっさりと覆いかぶさった雪を払っていくと、まず一人目、21歳の青年の遺体が現れました。

父も捜索隊も、彼の姿を見て驚きました。彼はTシャツ程度の服しか着ていなかったのです。

そして彼に身を寄せるようにしていたもう一人の18歳の青年の姿が雪の中から現れました。

その青年は二人分の衣類を着て亡くなっていました。

21歳の息子の姿を再び見やった父は大声で叫びました。

「これが俺の息子だ!」

 

      *     *     *

 

 この話を思い出すたび、いろんな感慨が、新たな思いが沸き起こります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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