忙しいみさこりんの生活に「不採用通知」の発送という新しい仕事が加わった。
時折、不採用になった人の身を案じたりもしたが、封筒の表書きは、ペン習字のようで面白かった。原稿を書くいい気分転換にもなった。
残業中にあいつの好きだったラジオ番組が流れる。
一緒に残業したときのことが思い出されて胸が痛んだ。
あいつを追いつめたのは自分じゃないか。
そうじゃなくてもかばってあげることくらいできたのではないか。
もう2度とあうことはできないのか。あったらなんていおう。
裏切られた気もしたが、なぜか会いたいと思う自分が不思議だ。
そして、「会いたい」と思う気持ちが、奔走する社長と先輩を裏切るようで、
また胸が痛んだ。
時折、不採用になった人の身を案じたりもしたが、封筒の表書きは、ペン習字のようで面白かった。原稿を書くいい気分転換にもなった。
残業中にあいつの好きだったラジオ番組が流れる。
一緒に残業したときのことが思い出されて胸が痛んだ。
あいつを追いつめたのは自分じゃないか。
そうじゃなくてもかばってあげることくらいできたのではないか。
もう2度とあうことはできないのか。あったらなんていおう。
裏切られた気もしたが、なぜか会いたいと思う自分が不思議だ。
そして、「会いたい」と思う気持ちが、奔走する社長と先輩を裏切るようで、
また胸が痛んだ。