交野・憲法とくらしを考える会

人は誰もがしあわせになる権利があります。日本国憲法にのっとり、暮らしの中からしあわせを追求していきたいと思います。

1月交流会の報告1 ドイツで暮らして

2025-01-19 21:39:51 | 交流会

本年も、例年通り、活動の手始めとして「1月交流会」からスタートしました。

第1部は、約10年ドイツで暮らした経験を持つYさんから貴重なお話をお聞きすることができました。

アンネ・フランクの話から始まり、「歴史を知らずに暮らすことはもったいない」と言われたことが印象的でした。やはり、ドイツは日本にに比して、戦争責任・平和教育への取り組みは熱心ということでした。

また、日本とドイツの産婦人科医の違いも印象的でした。日本では、産婦人科の医師が、カーテン越しに女性の顔(眼)を見ないで対応することが一般的だが、まるでモノとして扱われているような気がする。ドイツでは、医師はちゃんと患者の顔を見て診察するそうです。性をどのように捉えているか、この話ひとつからだけでも日独の違いが伝わってきました。性教育の絵本も多いとのことでした。

また、1993年、3人の子どもさんのクラスにはユーゴスラビア紛争に追われた難民がいたそうです。政府からちゃんと生活援助があるというのも印象的でした。家庭にも招いたことがあったが、ムスリムだったので食事に気を遣ったという話も興味深かったです。日本では、そんな体験をする人はほとんどいませんものね。

あと、Yさん自身、歴史の振り返りは必要であるし大事にしている。民衆が賢くならなければならないと、話を締め括られました。

画像は、質問で出たヴァイツゼッカー大統領。そして下記はあまりにも有名なスピーチの文言。

過去に目を閉ざす者は、現在に対しても盲目となる

 

コメント
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