Great Smoky Mountains National Park へキャンプの旅 続きです。
キャンプ初日の夜、ガス缶の予備がなかったせいで、ランタンも灯せず、たき火の後はテントの中でLEDの懐中電灯(明るくて電池長持ち!自転車用です)を頼りにトランプで(上海ラミー)遊んだわけですが、その間に…
「オレのおうち」
このテントなんとなんと、3bedroomsなんですよー。1部屋分だけエアマットを敷き詰めておいたら、クッキーは当然のようにその上に…あのぅ…一番エラい人はアナタのおかーさんですが、一番身分の高い方はクッキー様、アナタ様でいらっしゃいますか?結局私が喜んで隣に寝ようとしたら「はうぅ」とか言って立ち去ってしまいましたが。
朝は6時頃から目が覚めていたのですが、「ここで体力を温存しておこう」という思いと、まわりがみんな寝静まっているように見えたので大人しくしていたのですが、後から聞くとそれぞれが同じように目を覚ましていたのに周りに遠慮して寝たふりをしていたらしく、結局みんなで寝過ごした形になりました。
前の晩に炊いた5合のお米は1食のカレーと共に5人で食べ尽くしてしまったので(なんて家族だ)朝のメニューは生春巻き。実はこの夏まで、生春巻きなんて作ったこともなかったんだけど、一度教わってやってみたら病みつき。あの、セルロイドの下敷きのようなものをぬるま湯に浸すだけで主食になるなんて、まさにキャンプ向き食材ではないですか!
もちろん、今回はキャンプなので材料はゼイタクできないけれど、持ってきた冷蔵庫の残り野菜、キャベツやらスカッシュ、ソーセージなどなどを炒めて巻くだけで、主食も野菜もタンパク質も取れちゃいます。
何しろ準備が早いのであっという間に行動できる!
・・・のが取り柄だったはずなのに、忘れてました。うちには、食べても食べても終わらない食欲魔神たちがいることを・・・。
準備は早くても、一本食べ終わると「また一本」「もう一本」「これで最後」と食べ続けるので、結局出発は9時近くに…
急がないと動物が居なくなっちゃうよ~!お尻を叩いて大慌てで出発したものの、もう太陽は高くなり始めていました。目指すCades Coveまでは20マイルほどなのに、山道で案外時間がかかります。緑のカーテンに遮られているので日差しはさほど強くないものの、やはりちょっと暑い。
それにしても、まったく何の予備知識もなく出かけたので、グレート・スモーキー・マウンテンズは手つかずの大自然なのかと思いこんでいたのですが、このCades Coveは、1800年以前にはネイティブ・アメリカンが、狩りをして住み着き、そして白人の入植後は大規模な農園などが作られ、集落があったそうです。
それがどうしてなくなったかというと、1940年、当時の大統領フランクリン・ルーズベルトがこのグレート・スモーキー・マウンテンズを国立公園として設立したときに、住んでいた人々はその地を追い出されたから…。
今でも残る古い教会や集会所などの建物がHistoric Placeとして観光の見所になっているんですね。こういうものをこそ見るために来るものだったのか…勉強してから出直さないとね。(今、買って来た本を慌てて読んでいます)
今回は「野生動物を見る」そのためだけにやってきたCades Coveでした。
一周約11マイルのCades Cove Great Smoky Mountainsの北東部に位置します。車1台分の一方通行道路をゆっくりと走りながら見て回ります。数百メートルおきに車を止めるポイントがあるので、ゆっくり行きたい車は止まって、後ろの車に追い越させます。
ネイティブ・アメリカン(チェローキー・インディアンと呼ばれる部族)が狩りのために野焼きをして切り拓いたそうです。
拓かれた場所とこういう森林が交互に現れる。
メソジストの教会 基礎は、積み重ねた石だけです。
こんな丸太小屋がたくさんありました。マイナス20℃の冬、これで耐えていたんですね。昔の人は忍耐強かった。
案の定、野生動物を見るには時間が遅すぎたようで、収穫はわずかに、ワイルド・ターキーが2羽、シカ7頭、リスたくさん、1台前の車の前を横切ったボブキャットかコヨーテのどちらかわからない生き物が1頭。
謎の動物。コヨーテかな?
シカはたくさんいましたが…うちの庭にもいるしなぁ(笑)。
どこかに車が止まって、中の人が身を乗り出しているたびに、通りすぎる車は「何がいるの!?」と大騒ぎ。でも大抵は「何かいたような気がした」とか「ターキーがいたらしい」とか、答える方にも熱意はありません。誰もが熱望しているのは、もちろんクマ!そう簡単には会えないのかな?朝、ここに来ればまず間違いなく見られるという話だったのですが、やはり遅すぎたようです。
結局ノロノロと1時間近くかけてまわったけれど、クマには会えず、ちょっとガッカリしながら「次回のお楽しみ」と無理矢理納得して、帰路へ。午後は国立公園の中央部、テネシーとノースキャロライナの州境にあるNewfound GAPまでドライブの予定。
Cades Coveを出たところにあるキャンプサイトとピクニックエリアを車でぐるぐる偵察。そこでお昼を取ることにしました。と言っても店があるわけでなし、腰を据えて料理ができるわけでもないので、カップラーメンのお世話になりました。自然がいっぱいのところで食べるとカップラーメンも美味しいんですよ。でもかさばるし、ゴミもいっぱい出るのでできれば最小限にとどめたいところです。
ピクニックエリアの横にも清流が流れていました。どこの水も飲めるくらい綺麗。
エメラルド色のトンボ
突然テーブルの上に落ちてきたカミキリムシ。びっくりした~。日本のとは模様が違うね。
公園内のフェンス こうすれば釘がいらないんですね!場所はいっぱい必要だけど。
簡単なお昼を終えてすぐ撤収、今度は頂上へ向けてのドライブ…と出発したところで思いがけないことが起こりました。へへへ
続く~
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キャンプ初日の夜、ガス缶の予備がなかったせいで、ランタンも灯せず、たき火の後はテントの中でLEDの懐中電灯(明るくて電池長持ち!自転車用です)を頼りにトランプで(上海ラミー)遊んだわけですが、その間に…
「オレのおうち」
このテントなんとなんと、3bedroomsなんですよー。1部屋分だけエアマットを敷き詰めておいたら、クッキーは当然のようにその上に…あのぅ…一番エラい人はアナタのおかーさんですが、一番身分の高い方はクッキー様、アナタ様でいらっしゃいますか?結局私が喜んで隣に寝ようとしたら「はうぅ」とか言って立ち去ってしまいましたが。
朝は6時頃から目が覚めていたのですが、「ここで体力を温存しておこう」という思いと、まわりがみんな寝静まっているように見えたので大人しくしていたのですが、後から聞くとそれぞれが同じように目を覚ましていたのに周りに遠慮して寝たふりをしていたらしく、結局みんなで寝過ごした形になりました。
前の晩に炊いた5合のお米は1食のカレーと共に5人で食べ尽くしてしまったので(なんて家族だ)朝のメニューは生春巻き。実はこの夏まで、生春巻きなんて作ったこともなかったんだけど、一度教わってやってみたら病みつき。あの、セルロイドの下敷きのようなものをぬるま湯に浸すだけで主食になるなんて、まさにキャンプ向き食材ではないですか!
参考画像
自宅での生春巻き 手巻きみたいにしても楽しい
見た目は透明で丸いプラスティックの下敷きってところ
ぬるま湯1分足らずで柔らかくなるので、野菜や肉、魚介類を巻くだけ
自宅での生春巻き 手巻きみたいにしても楽しい
見た目は透明で丸いプラスティックの下敷きってところ
ぬるま湯1分足らずで柔らかくなるので、野菜や肉、魚介類を巻くだけ
もちろん、今回はキャンプなので材料はゼイタクできないけれど、持ってきた冷蔵庫の残り野菜、キャベツやらスカッシュ、ソーセージなどなどを炒めて巻くだけで、主食も野菜もタンパク質も取れちゃいます。
何しろ準備が早いのであっという間に行動できる!
・・・のが取り柄だったはずなのに、忘れてました。うちには、食べても食べても終わらない食欲魔神たちがいることを・・・。
準備は早くても、一本食べ終わると「また一本」「もう一本」「これで最後」と食べ続けるので、結局出発は9時近くに…
急がないと動物が居なくなっちゃうよ~!お尻を叩いて大慌てで出発したものの、もう太陽は高くなり始めていました。目指すCades Coveまでは20マイルほどなのに、山道で案外時間がかかります。緑のカーテンに遮られているので日差しはさほど強くないものの、やはりちょっと暑い。
それにしても、まったく何の予備知識もなく出かけたので、グレート・スモーキー・マウンテンズは手つかずの大自然なのかと思いこんでいたのですが、このCades Coveは、1800年以前にはネイティブ・アメリカンが、狩りをして住み着き、そして白人の入植後は大規模な農園などが作られ、集落があったそうです。
それがどうしてなくなったかというと、1940年、当時の大統領フランクリン・ルーズベルトがこのグレート・スモーキー・マウンテンズを国立公園として設立したときに、住んでいた人々はその地を追い出されたから…。
今でも残る古い教会や集会所などの建物がHistoric Placeとして観光の見所になっているんですね。こういうものをこそ見るために来るものだったのか…勉強してから出直さないとね。(今、買って来た本を慌てて読んでいます)
今回は「野生動物を見る」そのためだけにやってきたCades Coveでした。
一周約11マイルのCades Cove Great Smoky Mountainsの北東部に位置します。車1台分の一方通行道路をゆっくりと走りながら見て回ります。数百メートルおきに車を止めるポイントがあるので、ゆっくり行きたい車は止まって、後ろの車に追い越させます。
ネイティブ・アメリカン(チェローキー・インディアンと呼ばれる部族)が狩りのために野焼きをして切り拓いたそうです。
拓かれた場所とこういう森林が交互に現れる。
メソジストの教会 基礎は、積み重ねた石だけです。
こんな丸太小屋がたくさんありました。マイナス20℃の冬、これで耐えていたんですね。昔の人は忍耐強かった。
案の定、野生動物を見るには時間が遅すぎたようで、収穫はわずかに、ワイルド・ターキーが2羽、シカ7頭、リスたくさん、1台前の車の前を横切ったボブキャットかコヨーテのどちらかわからない生き物が1頭。
謎の動物。コヨーテかな?
シカはたくさんいましたが…うちの庭にもいるしなぁ(笑)。
どこかに車が止まって、中の人が身を乗り出しているたびに、通りすぎる車は「何がいるの!?」と大騒ぎ。でも大抵は「何かいたような気がした」とか「ターキーがいたらしい」とか、答える方にも熱意はありません。誰もが熱望しているのは、もちろんクマ!そう簡単には会えないのかな?朝、ここに来ればまず間違いなく見られるという話だったのですが、やはり遅すぎたようです。
結局ノロノロと1時間近くかけてまわったけれど、クマには会えず、ちょっとガッカリしながら「次回のお楽しみ」と無理矢理納得して、帰路へ。午後は国立公園の中央部、テネシーとノースキャロライナの州境にあるNewfound GAPまでドライブの予定。
Cades Coveを出たところにあるキャンプサイトとピクニックエリアを車でぐるぐる偵察。そこでお昼を取ることにしました。と言っても店があるわけでなし、腰を据えて料理ができるわけでもないので、カップラーメンのお世話になりました。自然がいっぱいのところで食べるとカップラーメンも美味しいんですよ。でもかさばるし、ゴミもいっぱい出るのでできれば最小限にとどめたいところです。
ピクニックエリアの横にも清流が流れていました。どこの水も飲めるくらい綺麗。
エメラルド色のトンボ
突然テーブルの上に落ちてきたカミキリムシ。びっくりした~。日本のとは模様が違うね。
公園内のフェンス こうすれば釘がいらないんですね!場所はいっぱい必要だけど。
簡単なお昼を終えてすぐ撤収、今度は頂上へ向けてのドライブ…と出発したところで思いがけないことが起こりました。へへへ
続く~
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何を隠そう、犬とは思えないクッキーさん、一番ねぼすけです。普段一日中寝て過ごしているのに、前々日から準備で興奮して寝られなかった上、車の中でも眠れず、ホテルでもチヤホヤされ、キャンプではまた興奮していたので、相当お疲れだったのでしょう。
クマは自分から人間に近づいて食べ物をうばったりはしない物なので、人がいれば大丈夫なんです。でも一度味を覚えてしまうと危険になるので、公園側が射殺しなければならなくなります。だから、クマを守るためにも食べ物には気を付けないと。
最近、こちらでもたまに地震がありますから、こういうの本当に怖いですよね。
パパラッチ集団と化した私たちです。へへへ
でも本物は私はみたことないです~
読んでるとキャンプに行きたくなりました。
さすがにオートキャンプ場専門ですけどねw