昨日の夜から急に寒くなっちゃって、体がびっくりしております。
皆様お変わりありませんでしょうか?
私は夏が大嫌いなので
汗をかくことが大嫌いなので
少々の寒さは、
大丈夫。
勘違いよ。
これは涼しいの。(キリッ😎)
と自分に言い聞かせ、厚手の服を着たりするのは極力避けています。
しかし今日はさすがに寒い!
工房には上着がないので、さすがに暖房は我慢して仮眠用の布団をかぶってこのブログを書いています😂
さて本題に。
私が修行をしている伊勢型紙は染色道具というのは何度もしつこいほどお伝えしていますが
型紙を使う、
つまり型染めのやり方には様々な方法があるのをご存知でしょうか?
もちろん型紙を使って着物を染めたり、手ぬぐいを染めたり、唐紙を作ったり印伝を作ったりと、
作られる工芸品の種類が違うという意味でも様々なやり方があるわけですが、
着物ひとつとっても
・江戸小紋
・小紋染
・長板中形
・型友禅
・和更紗
・型絵染
・琉球紅型
・手差し型染め
などいろいろな技法があります。
大まかに分けると...
型紙の上からペースト状の糊をヘラで捺して色を防ぎ、あとから全体に色を染める技法
型紙の上からペースト状の糊を捺したあと、小さな刷毛を使い、多色に染め分ける技法
液体の染料を大きな丸刷毛につけて、型紙の上から摺りこむ技法
もちろん複合的に使って作品作りをしている工房もあります。
江戸小紋や琉球紅型、長板中形などは管轄省庁や地域ブランドなどで細かな定義があると思いますので、厳密にいうと違うところもあると思いますが、ひとまず私の説明ではとりあえず省きます。
勝手なイメージ図です🤔
何を言いたいかと言うと、
型紙とひと言に言っても、繊細な美から大胆な迫力、造形の面白さ、色選びのセンスなどで、格式のあるものから普段着まで、ライフスタイルや TPO、その日の気分に合わせて色々な着物を作ることができる!
ということです。
型紙は無・限・大だー!😍
たくさんあげてみた型染めですが、
(実際にはブランド化されないだけで地方の染物なども含め、もっともっとある)具体的な作品で提示できてないので皆さんにのイメージにも限界がありますよね?
すみません😓
使える写真に限りがありますので私の作品でまかないつつ『超イメージ写真』という意味で以下の作品を参考に...
▽長板中形▽
▽小紋染▽
▽江戸小紋▽
▽和更紗▽
※リンク先をご覧下さい
▽手差し型染め▽
型友禅・型絵染・琉球紅型は画像がありませんが本当に素敵なので、是非お時間あるときにネット検索してちらりとでもその作品をご覧になっていただければと思います😍
個人的に人間国宝の芹沢銈介さんの作品が大好きなので、型絵染の作品には本当に心惹かれます
▷勝手にリスペクト先を紹介
型絵染は大雑把に解説すると、沖縄の型染めである『琉球紅型』を視察に行った芹沢さんが影響を受けて制作した作品が『型絵染』として今に引き継がれた技法。型染めとしてデフォルメされるデザインがツボすぎて、心臓♥ぎゅっと持っていかれます
上の写真に載せた手差し型染めは、実は小紋染め用の方型紙で無理やり染めもらっています😅
突彫りするぞ!
小紋型だぞ!
と、単色の絹地のイメージで型を彫ってはいるのですが、このように染めてもらう工房を変えることで
多色で優しい雰囲気のまた違う表情を見ることができました😄
やっぱ型紙は無・限・大だわー!
手差し型染めは、私がお世話になってい藤本染工芸さんで制作されている技法。
琉球紅型→江戸紅型→手差し型染め
と変化してきた技法で、工房の個性を出しながら様々な作品作りに取り組んでいらっしゃいます。
型紙以外にも木版を使ったり。
藤本さんの技の広さやバイタリティには驚かされることばかりです✨
▷藤本染工芸さんHP
そんな藤本さんのところで、私の型紙を用いて生まれた作品をこの度マルシェルにもアップしますので是非ご覧になってください♪
これで皆さんも楽しい型紙の沼の気配に少しだけ気が付いていただけたのではないでしょうか?😌
この程度の私など、まだまだ深淵まで降りられてはいません...🤔
沼の底まで行かない程度の奥深くから
皆様を手招きしています。
|д゚)チラッ
おいでおいで〜〜〜〜〜
うふふふふ うヘヘヘヘ....
ひょほほほほ....
(エコー...ほ...ほ...ほ.......)
怖いよ!
それはさておき、
本当に型染めって色々あって
私は型紙彫ることしかできないのですが
そこから様々なものを生み出して頂けることにいつもワクワクしています。
幸せな仕事をさせて頂いてます。
本当に。
なので型染めの楽しさに気がついて、嗜んでくれる人が増えるといいな〜。
今夜も駄文にお付き合いいただきありがとうございました。
皆様良い夜を〜(^o^)/
追伸:あったかくして寝ましょう。人間強がっても良いことはありません。