こらっワールドカップ

Coração da copa do mundo - ワールドカップ期間限定感想文

ピータークラウチと川口能活は元チームメイトって知ってた? イングランド 2-0 トリニダードドバゴ

2006-06-16 22:33:06 | 2006ドイツ大会
イングランド 2-0 トリニダードドバゴ 6月15日

攻めあぐねていたイングランドが、ベッカムのクロスをクラウチが叩き込んで先制。残り7分までこらえていたトリニダードトバゴを突き放した。ロスタイムには、待たせたな とばかりの役者ジェラードがミドルを叩き込んで試合を決めた。

イングランドはすばらしいチームである。とくにファイトする守備的選手ジェラード、ランパード、テリーが崩れない限り、かなりのところまで戦えるだろう。一方攻撃であるが、殊勲の先制ゴールをあげたピータークラウチ。リバプールが1年前、彼と契約したのには驚いたが(彼はイングランド2部のポーツマスで川口能活選手と一緒にプレーしていたので、熱心な日本のファンには高さが驚異であることや強さに欠けることが知られていた)、その彼をつい最近(2006年に入ってからか?)代表に招集したエリクソン監督にも驚かされた。彼が開花したのはリバプールで辛抱強く使われたからだ。昨年12月にリバプールはクラブワールドカップで来日しているが、クラウチは準決勝ですばらしいゴールを決め、そのころからようやく認められはじめたのである。

この試合の主審は上川徹さん、副審は広嶋禎数さんである。初日のポーランド対エクアドル戦に続く登場で、よい判定をしていた。上川さんはJリーグを代表する審判であるが、ときとして試合の流れを損なうことがあり(私は、行き過ぎた公正感と評している)心配されたが、立派な笛であった。一方広嶋さんはあの笑顔とともに人格者として知られている方であり、試合前にベッカムと笑顔で握手をされている映像をみて、私はただただうれしかった。広嶋さんも初戦は緊張で目が吊り上がっているように見えたのだが、この日は元に戻っていた。

クラウチも能活も色々あったろうけどこうしてワールドカップで活躍していてすごいじゃないか。