アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

SAの罠と演歌的歌詞・・・ああ、オヤジ

2022-05-03 06:00:00 | つれづれ

以前から何度か紹介しているが、小生車に収録している音楽というと、八神純子や麻丘めぐみなどの昭和アイドル系のほかはムードコーラスなどが多い。

 

 そして、こうしたオヤジ好みのCDって、なぜかSAで見つけることが多く、ついつい衝動的に買ってしまうのは小生だけだろうか

 先日も、ムードコーラスと歌姫なるCDを買ってしまった(汗) 早速車に取り込んでしまったのはいうまでもない。 

 

 いずれも昭和感たっぷりだが、ムードコーラスは、歌のジャンルは何になるんだろうか・・・歌にもよるが実質演歌ジャンルになるのが多いのでは・・・と思っている。

 すでに車に取り込んでいる秋庭豊とアローナイツなどのそれは、車内で聞きながらついハモッてしまう。

 

 メロディもいいが・・・オヤジ的には歌詞がたまらない。「♪水の都に捨てた恋、泣いて別れた淀屋橋」とか、「♪逢えば別れがつらいのと、泣いてすがった思い出の、小雨そぼ降る石畳」など。

 ご当地の名前や名所が織り込まれると、たちまち演歌の香りになる。そして「逢えば別れがつらい」は青江三奈の長崎ブルースの歌詞を取り込んでいる。

 

 そんな中、たまたま見かけたテレ東の番組で、この3月に大学を卒業したという演歌歌手が歌っているのをみた。

 二見颯一という歌手だが・・・少なくともジャニーズあたりの歌手とは違う空気だ。歌はこちらでお聞きになれる

 

「0時の終列車」という歌だが、別れた女性がこの終列車で去っていくという設定の様子。どことなく、石橋正次の「鉄橋をわたると涙がはじまる」にも通じるような・・・あっ、藤正樹の「あの娘が作った塩むすび」にも通じるような・・・

 失礼ながら昭和の空気がぷんぷん漂うし、歌いっぷりも正統派演歌歌手のそれだ。ちょっと応援したくなったりとか・・・

 

 ただ、冷静に考えると、彼に見送らないでと言った彼女だが、0時の終列車に乗ると彼に教えている時点で未練たっぷりでは・・・(苦笑)

 こうした軽く矛盾するところも演歌ならではという気がする(←だから何? )

 

 考えてみれば、すっかり足が遠のいているカラオケだが、小生の歌う曲って、角川博の「涙ぐらし」、鶴岡正義と東京ロマンチカの「小樽の女よ」、秋庭豊とアローナイツの「中の島ブルース」などどっぷり昭和演歌じゃないかって・・・

 よし、これからは令和の歌を歌おう・・・「0時の終列車」を・・・って、誰も令和だと思ってくれそうにない・・・(苦笑)

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2 コメント

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大変興味深く、勉強させて頂きました。 (大石良雄 おおいしよしたか 本名)
2022-05-03 20:24:14
拝啓 お師匠様にはGWの最中大変興味深い話題提供、勉強させて頂きました。自分はGW等関係無く只今緊急出動より帰宅し書かせて頂きました。
*「二見颯一、大変ユニークな新人の様子です」
 まず「準二枚目、ジャニーズ系とも違いかなり特異なキャラクター」であり、声質も「氷川きよしが風邪ひいて声変わりした?」様な独自の声質でしたね。曲の方は正直「水森英夫」ではモロに昭和ですが、、、後半曲の最後の方で「はかない恋がゆく」で一瞬ガラリっと曲調が変わる処が驚かされました。おそらくこういった処が「雨漏りでは無かった水森節」なのかなぁ?と。(氷川きよしの曲も所々こういう仕掛けが臭う) また編曲アレンジは「伊豆のりお」で、これもモロに昭和の雰囲気満載で「ミュート=弱音ペットのソロ」が何とも言えず哀愁郷愁?を無理やり感じさせます(しかし驚いた個性的なオーケストレーションです) 曲調としては「いきなりハイトーン=高音から始まり下がっていく手法」は実はかなり声が出て歌が在る程度上手くないと格好がつかない曲調で、かなり上手く歌えておりますね。また最後のエンディング=後奏で段々FOするのか?と思ったら「ジャンっ」で終わるのはびっくりしましたね。聴かせて頂いて思いましたのは、お師匠様は「何と藤正樹!!!の歌=あの娘がつくった塩結び=梅干し沢庵紅ショウガ、、」とまぁド懐かしい歌を思い出させて頂きましたが、、、自分は「どっこい大作主題歌や哀愁列車」が混ぜ込んでいたと感じられました。
*「二見颯一 おそらく大ヒットは望めぬがやりようによっては意外と長く歌える」かも。
お師匠様も御存じの様に、今日「演歌歌手=男女問わずに意外な転身者が多い」と。代表的には「JPop出身の長山洋子、城之内早苗」「アリス出のベーヤン」「GS出の野口(真木)ひでと、加橋かつみ」等が転身者ですが、、、、なかなかベーヤンの様にどちらのジャンルでもヒット飛ばし売れたってぇ人は本当に少ないですね。長山や城之内は奇跡」とも言えます。自分的には過去「野中小百合=糸川瑩子」なんてぇ超美人歌手がおりまして好きでしたが、生き残れなかった、、、、どうも勘違いしているのは「JPopが駄目なら演歌が在る」ってぇのは、実は「東京が駄目なら大阪があるさ」にも通じ、実は東京で駄目な奴は大阪行っても駄目なんぢゃあねぇか?と思われるのです。確かに「演歌はかなり年齢=歳を食っても歌える」ってぇある種強みはあるようですが、やはり「地方ドサ周り、スナック居酒屋地道回り」等もJPOP以上に必要ですね。耐えられるかどうか、、、
*「あの伝説的超厳嫌味番組=全日本歌謡選手権を10週勝ち抜いてさえ成功したのはほんの一握り以下」
 自分は過去この番組「五木ひろし、八代亜紀、中条清」等が勝ち抜いて成り上がっていく様を見ましたが、成功者は本当に僅か以下でした。はっきりとほとんど大半を記憶していますが皆かなり上手かったし容姿も悪く無かった、、、しかし駄目だった。中には「大阪音大出身の挑戦者=演歌志望」者もおりまして、あの船村徹から「何か教育者が歌っている様だ」等と酷評、さらし者でしたね。
例の「藤正樹」なんてぇのも確か自分が高1の頃「スター誕生」で出てきたのかなぁ? 学ラン姿で「忍ぶ雨」なんてぇ最初は良かったがやはり後が続かずに「あの娘、、」で初めて年齢相応の曲を歌ったが既に賞味期限切れでした。思えばお師匠様もカラオケがお好きらしく演歌がお上手のご様子ですが*「日本発祥の演歌こそ、実は真の民衆抵抗歌だったはず」
 そうなのですね。大正デモクラシーの渦中で民衆大衆の抵抗歌として、過去の日本の土俗的民謡とブレンドされて発祥したのが演歌であり「朝鮮が発祥」等の狂説は断じて無く、現にシナ朝鮮の作曲連中すら否定している。現実に両者全く曲調も全てが似ていない。諸悪の根源はおそらくあの「古賀政男」に在る。正直自分は古賀政男なんてぇ問題にもしていないし嫌いです。同時代の服部良一先生の方が遥かに偉大でありレベルが違います。
こういう中で「令和の演歌」ってぇ益々難しくなりますが、厳しいのは「演歌系アレンジャーもどんどん死亡や高齢化」しており新陳代謝もおぼつかない。
*「未来の演歌=夜桜お七こそ革命的で在り亜流が出ると思われたが終ぞ出なかった 無念」
 この素晴らしい新演歌こそ希望が持てると心底思いましたし、亜流として「四谷怪談お岩の何某とか何かと出るか?」と思われたが全然駄目だった。
何せ「テーマと言いメロディアレンジオーケストレーション=頭のコード進行の複雑怪奇さ」等はまさに演歌の革命作品でした。
この夜桜お七のレベルが高すぎたのか、追従できる者達がいなかったのか、心底残念です。
出来たら「女性演歌歌手が夜桜お七クラスの革命的新演歌」引っさげて登場して欲しいですね。
今回はお師匠様には本当に良い情報提供を頂き勉強させて頂きました。有難うございました。敬具
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Unknown ()
2022-05-04 06:27:17
大石様
いつもありがとうございます。藤正樹のくだりは、人によって思い起こす曲が違うのかと。いずれにしろ、多くの昭和人にはどこかで聞いた感じになるんだろうなあと。
たまたま見かけた二見氏ですが、頑張ってほしいなあと。
大石様には今回もたぶんに興味深い話をありがとうございます。
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