アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

いよいよ最終回、タイガー&ドラゴン

2005-06-19 11:14:25 | マニア
過去何回か紹介しているMYブームのタイガー&ドラゴンだが、いよいよ次回で最終回となる模様だ。次回のテーマは、子は鎹(かすがい)である。名作「子別れ」の別名だ。

 鎹はこんな道具だ。木と木を繋ぎ、固定するコの字型の釘状のものだ。昔は、ご夫婦の仲がマンネリになった頃、子供がいるので離婚を踏みとどまるというケースが多かった。
 そこで、子供は夫婦の仲を繋ぐところから、「子は鎹」なんてことわざがあったのだ。もっとも、このことわざどころか、このことわざの意味するところすら死語になっているが・・・

 子別れは、このことがわからないと、サゲにならない。そこへ行くと、このブログの読者は、事前学習ができて幸せである(笑)
 さて、実は子別れは小生の十八番の噺でもあり、当然大好きな噺である。結果論で言うようだが、子別れがいずれドラマの中で掛かることは読めていた。

 というのは、かつてV6の岡田くん演ずる竜二が落語をやめるキッカケになったのが、この噺だからだ。真打になることが決まった竜二が、師匠(かつ父)のライバルの小しん師匠に、教えを請うたのが、子別れというエピソードをやっていた。
 小しんは、子別れを教えてくれず、「猫の皿」という軽い噺しか教えてくれなかった。しかも、真打披露口演の前日に教え始めるというイジメをしたというのだ。

 噺家の稽古は、三遍稽古といって、三日間で師匠筋が三回手本をやってくれるのが普通だ。それで、通常は4日目には教わる側が演らなければいけないのだ。
 それを前日の一回きり、それも上・中・下と演ると1時間くらいかかる噺を・・・というのはイジメ以外のなにものでもない。

 その回の最後に、小しん師匠が岡田くんに「また稽古にいらっしゃい、子別れ稽古つけてやるから」と言っていた。これは、いずれと思ったのだ。
 ドラマ自体の展開も風雲急だが、最終回の子別れを西田敏行や岡田くん、さらには長瀬智也がどう演ずるか楽しみである。

 なんだか、これで終わりと思うととても淋しい・・・一休みしてからでもいいので、ぜひまた再開してほしいものだ。小生も、最近ウォーキングしながら稽古したりしている。
 いつかまた演りたいと思い始めた。にわか落語ブームがこれで終わりにならないように祈りたい。伊東美咲ブームは終わらないと思うが・・・(爆)

 
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2 コメント

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事前学習(笑) (ゆきこママ)
2005-06-20 00:18:52
いつもしっかりやらせて頂いております(笑)

落語の世界にあまり明るくない私にとっては、ここに書かれていることは多いに勉強になるし、ここを読んでからテレビを見ると「あー、そういうことなのか」と非常によく分かって、いつも楽しみにしています。



また再開して欲しいですね。
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出た、出た (すぽっと)
2005-06-20 03:23:43
この「タイガー&ドラゴン」の話題がまた出たら書こうって思っていたんです。



こちらでやっているドラマは日本とほぼ同時(「救命病棟24時」「離婚弁護士II」など)、または数ヶ月から数年遅れ、と言うパターンなのですが、ほぼ同時はフジ系が多いです。遅れてやって来るのはその他の局なのですが(英語字幕付き)、今やっているのが「セカチュー」なんです。あれ、TBS系ですよね? だから「タイガー&ドラゴン」も、人気ナンバーワンだったし、きっと数ヶ月遅れで来るかなぁ。。。って期待しているんですが。でも落語だから英訳し難くてボツになっちゃうかしらん。。。



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