魚を売っているのが「サカナ屋」、肉は「ニク屋」、では野菜はどうして「ヤオ屋」なのか?皆さんは、不思議と思ったことはないだろうか。ということで、今日は八百屋の話を書くことにする。
実は、この名前になる経緯には、魚屋がからんでいるのだ。今は、魚のことを「サカナ」と発音するようになったのは比較的新しいのだ。
では、なんと呼んでいたのか。「ナ」または「マナ」と呼ばれていた。だから、魚をさばく板のことを「マナ板」と呼ぶのである。
ということで、魚屋のことは、昔は「ナ屋」と呼んでいたのだ。一方、野菜は昔は、「菜屋」と書いて、これまた「ナ屋」と呼んでいた。これはややこしい。
「ちょっと、ナヤへ行っといで」と言われた場合、どっちに行ったらいいのかわからなくなってしまう。そこで、「菜屋」の方が名前を変えることを考えた。
それでついた新名称が、「青物屋」である。それでしばらくは、「アオモノヤ」と呼んでいたのだが、この名前をフルに話すと舌がもつれてしまう(笑)
特に江戸っ子なんぞは、気が短いので、いちいちアオモノヤなんて言ってられない。そのうちに、誰言うとなく「アオ屋」と呼ぶようになっていった。
これにゲンのいい字を当てようってんで、八百万(やおよろず)の「八百」をあてたのが、八百屋という名前の起こりになったのである。
そういえば、ゲンをかつぐのゲンとはなんなのか?これは、もともと香具師(やし)たちが使う言葉で、芸能界などで今でも使っている逆さ言葉だ。
寿司のことを「シス」というあれである。よって、彼らは「縁起」を「ギエン」と言っていた。ギエン、ギエンと早口で言っているうち、これが「ゲン」になったというわけである。
江戸っ子というのは、こんな言葉遊びが好きだったのである・・・
実は、この名前になる経緯には、魚屋がからんでいるのだ。今は、魚のことを「サカナ」と発音するようになったのは比較的新しいのだ。
では、なんと呼んでいたのか。「ナ」または「マナ」と呼ばれていた。だから、魚をさばく板のことを「マナ板」と呼ぶのである。
ということで、魚屋のことは、昔は「ナ屋」と呼んでいたのだ。一方、野菜は昔は、「菜屋」と書いて、これまた「ナ屋」と呼んでいた。これはややこしい。
「ちょっと、ナヤへ行っといで」と言われた場合、どっちに行ったらいいのかわからなくなってしまう。そこで、「菜屋」の方が名前を変えることを考えた。
それでついた新名称が、「青物屋」である。それでしばらくは、「アオモノヤ」と呼んでいたのだが、この名前をフルに話すと舌がもつれてしまう(笑)
特に江戸っ子なんぞは、気が短いので、いちいちアオモノヤなんて言ってられない。そのうちに、誰言うとなく「アオ屋」と呼ぶようになっていった。
これにゲンのいい字を当てようってんで、八百万(やおよろず)の「八百」をあてたのが、八百屋という名前の起こりになったのである。
そういえば、ゲンをかつぐのゲンとはなんなのか?これは、もともと香具師(やし)たちが使う言葉で、芸能界などで今でも使っている逆さ言葉だ。
寿司のことを「シス」というあれである。よって、彼らは「縁起」を「ギエン」と言っていた。ギエン、ギエンと早口で言っているうち、これが「ゲン」になったというわけである。
江戸っ子というのは、こんな言葉遊びが好きだったのである・・・
そんなん考えたことも無かったですが
理由を見るとそんなことなんですね
確かに
あおものや、あおものや、あおのもや
と舌がもつれて早口言葉みたい(笑)
それは江戸っ子はゆるさないですよね(笑)
やっぱりさっすがっすね、師匠。
この手のお話、私は大好きです。ホントに「へぇ~」ってずっと言いながら読んでおりました 。
>これにゲンのいい字を当てようってんで
...師匠「噺家」が入ってます、このくだり...
どっちも魚屋だったのかなぁ??