アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

飲食店の禁煙化は実現するか、いやしなければいけない。

2017-03-14 07:00:06 | つれづれ

東京五輪に向けて、飲食店などの禁煙の法制化に向けて賛否両論の議論が続いているが、そんな中で「屋内禁煙なんて東京だけでやれって言いたい」という地方の焼き鳥屋店主の匿名ブログが話題になっているという。

 

 ひとくちでいえば、東京のイベントに合わせて禁煙化と言われても、お客さんの多くが喫煙している現状で、分煙するスペースのない店にとってはできないよと。

 あげく、小規模の個人経営の飲食店をつぶす政策だとまで言ってのけている。そのような意見になる理屈はまったくわからないわけではない。

 

 だが、それでもなお、小生は言いたい。「そもそも世界的な目から見て、日本ほど喫煙に寛容な国は異常なレベルだ」と。

 吸う人が多いから飲食店にとっては死活問題となるわけだし、小生の私的意見では分煙なんてやってる時点でおかしい。完全禁煙が当たり前だ。

 

 完全禁煙になれば、公平な話になるわけで、この話題になったブログでも、「いっそのことタバコが有害ならひと箱1000円くらいにしろ」というくだりもある。

 2015年に小生こんな記事を書いた。私見でも、日本のタバコが安すぎることを書いているが、英国ではマルボーロがひと箱2000というのが現実なのだ。

 

 その英国でも賛否両論ながらパブでも全面禁煙となったが、今では定着しているという。ところが、日本は受動喫煙防止条約を批准していながら、いまだに飲食店完全禁煙にほど遠い。デッドラインは2010年だったのだが・・・

 私見だが、このことをどうしてマスコミは取り上げないのかと。

 

 国会議員には超党派の「喫煙推進議員連盟」なるのがあり、いわば圧力団体になっているようだが・・・

 いわく、喫煙が害だと証明されていないというらしいが、冗談じゃない、とっくに害だと証明されている。その議論はまさに国内だけのガラパゴスだ。

 

 ある医療関係者が言っていたことばを思い出した。厚生省は「殺せい省」、たばこをたくさん吸って、税金をたくさん納めて、その結果早く死んでもらえれば年金が助かると。

 いずれにしろ、この禁煙議論は本来東京五輪だからやるのではないはず。それを五輪にかこつけてやるからこんなことになるわけで・・・

 

 世界の先進国に日本が追いつく日はいつ来るのだろうか。 

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2 コメント

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国内一律、しかない (shima)
2017-03-14 09:10:10
神奈川県が受動喫煙防止条例を始めた時、「東京と神奈川の県境あたりで、喫煙できるお店に客が取られる」とか言っていたことがありました。
東京のお店もだいぶ禁煙は増えたでしょうか。
「全国一律、規模による例外なし」が一番、公平だと思います。
お酒を出すところでは喫煙、なんて感覚、とっくに世界では見られないですよね。
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shimaさんならきっと ()
2017-03-14 12:31:32
 いつもありがとうございます。shimaさんならきっとコメントいただけると思っておりました。
 ご賛同いただきありがとうございました・・・といいつつ、この国の国民の喫煙に対する意識の低さには、怒りを超えて絶望感すら覚えております。「お酒飲むと吸いたくなるんだよね」とか「飲んだときぐらいは・・・」というセリフが一定の市民権を持つこと自体がすでに世界ではありえないということを理解してほしいものです。
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