この春の落語界の話題は、一之輔の二十一人抜きの真打昇進だったが、秋には菊六が二十八人抜きで昇進となることだろう。
その二人の二人会が三鷹のホールで開催されたので出かけてきた。いつもながら、ちょうどいい入れ物で、いい番組を提供してくれる。
開口一番は、一力。「たらちね」だった。ちょっと前にも聞いた記憶があるが、いい声を出そうとしすぎている感じがして逆に聞きづらくなっている感じ。
さて、一之輔の登場だ。まったりとマクラで雑談っぽい話をしながら入ったのが、「初天神」だった。彼がNHKの新人大賞をとったネタだ。
こまっしゃくれた子供の演出は一之輔流。なんとなく、一之輔自身がこんなガキだったんではないかって気になってくる。
そして菊六の登場。一之輔と対照的にさわやかで、文部省推薦みたいな感じのするところだが、声もきれいで好きなタイプだ。
一席目は・・・おお、「稽古屋」だ。お囃子が恩田えりちゃんだったから、ハメものがあるかな・・・と思ったが、来たって感じ。
ちょっとまったりした感じはしたが、形もきれいだし、歌もいい。そして小朝などの形でなく、志ん生の形でやっていた。うーん、古今亭だあ。
中入りをはさんで後半は菊六から登場。前半たっぷりやっていたが・・・おお、後半は「つぼ算」だ。これがなかなか、ほどよい味わいでいい。
基本どおりで、間もいいし、このまま大きくなってほしいと思わせてくれる。しいて言えば個性がほしいが、今それを求める必要はないだろう。
そして、一之輔の登場だ。二席目は、「青菜」だったが、これまたこってりとした味付け。場内は大爆笑だが、うーん・・・時間のこともあったが、ちょっと疲労感を感じてしまった。
将来の落語会を担う二人になることは間違いないのだが、菊六と比べたときに、一之輔って、どういう方向性を目指しているのだろうかと疑問も生じた。
もちろん、かつての小朝がいろいろ試行錯誤していたように、まだ云々する時期ではないだろうが・・・
ともあれ、菊六については、これからも追いかけていく噺家の一人であることは間違いない。すでに来年の三鷹で、再度この二人会が予定されていた・・・って、予定が早すぎだよ(汗)
その二人の二人会が三鷹のホールで開催されたので出かけてきた。いつもながら、ちょうどいい入れ物で、いい番組を提供してくれる。
開口一番は、一力。「たらちね」だった。ちょっと前にも聞いた記憶があるが、いい声を出そうとしすぎている感じがして逆に聞きづらくなっている感じ。
さて、一之輔の登場だ。まったりとマクラで雑談っぽい話をしながら入ったのが、「初天神」だった。彼がNHKの新人大賞をとったネタだ。
こまっしゃくれた子供の演出は一之輔流。なんとなく、一之輔自身がこんなガキだったんではないかって気になってくる。
そして菊六の登場。一之輔と対照的にさわやかで、文部省推薦みたいな感じのするところだが、声もきれいで好きなタイプだ。
一席目は・・・おお、「稽古屋」だ。お囃子が恩田えりちゃんだったから、ハメものがあるかな・・・と思ったが、来たって感じ。
ちょっとまったりした感じはしたが、形もきれいだし、歌もいい。そして小朝などの形でなく、志ん生の形でやっていた。うーん、古今亭だあ。
中入りをはさんで後半は菊六から登場。前半たっぷりやっていたが・・・おお、後半は「つぼ算」だ。これがなかなか、ほどよい味わいでいい。
基本どおりで、間もいいし、このまま大きくなってほしいと思わせてくれる。しいて言えば個性がほしいが、今それを求める必要はないだろう。
そして、一之輔の登場だ。二席目は、「青菜」だったが、これまたこってりとした味付け。場内は大爆笑だが、うーん・・・時間のこともあったが、ちょっと疲労感を感じてしまった。
将来の落語会を担う二人になることは間違いないのだが、菊六と比べたときに、一之輔って、どういう方向性を目指しているのだろうかと疑問も生じた。
もちろん、かつての小朝がいろいろ試行錯誤していたように、まだ云々する時期ではないだろうが・・・
ともあれ、菊六については、これからも追いかけていく噺家の一人であることは間違いない。すでに来年の三鷹で、再度この二人会が予定されていた・・・って、予定が早すぎだよ(汗)
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