アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

松崎の長八美術館

2008-01-03 16:38:21 | つれづれ
スフィンクス岩のある雲見は、松崎町の集落である。ここから松崎の中心部まで、また海岸に沿って道は続くが、ここにはコーナーコーナーの要所に彫刻があるという、なかなかオシャレなところである(左写真)


 さて、ほどなく西伊豆の中心的な町である松崎に入る。松崎というと、あまりなじみはないかも知れないが、実は意外なもので日本一である。
 そう、桜餅のあの塩漬けにした葉っぱの全国生産の7割が松崎産なのだ。よって、松崎では一年中桜餅も食べられる。

 もうひとつの名物は、伊豆の長八こと入江長八である。何者かというと、左官屋さんで、鏝(コテ)を使って立体感のある漆喰の絵をたくさん作った人である。
ということで、長八美術館に立ち寄った。ここでトップ写真をご覧いただこう。シックな水墨画のように見えるかもしれないが、これが実は立体感のある漆喰での絵なのだ。

 この作品は白黒っぽく見えるがカラフルなものも多く、その色合いの細かい変化も見事である。立体感のある絵というべきか。
 いや、平坦な彫刻というべきか・・・そんな感覚である。


 松崎にはこの長八の作品がまだたくさん残っている。重文にもなっている学校などもあるが、都内にも以前は大変たくさんあったという。
 それが、関東大震災などでかなり失われてしまったという。作品をいくつか見たが、大きな作品もあるが、細かい作品も含め、とにかく緻密な作品が多い。


 なにしろ、美術館に入ると、ルーペを渡される。これは、作品の細かいところをみるためという。筆で書いたとしても大変なものを鏝で仕上げたことに驚愕である。
 西洋のフレスコ画にも匹敵するという漆喰鏝絵・・・一度ご覧になるのもいいかと。

 西伊豆の松崎はちょっと行きにくいが、一度行く価値のあるところである。さて、半日ドライブもいよいよラスト。
 桜の葉を織り込んだお菓子などお土産に買い込み、田舎の実家に帰った小生。なかなか充実した行程だったなあと自画自賛しながら帰宅した。

 まだまだ伊豆も見所があるなあと再認識する機会となった。皆さんも伊豆にお出かけの際はぜひご一報を・・・お勧めポイントガイドしますよ~
コメント (3)    この記事についてブログを書く
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3 コメント

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楽しそう!! (machinya)
2008-01-03 20:57:56
充実したお正月を過ごされていますね~
いい空気を胸いっぱいに吸い込んでリフレッシュされたことでしょう!

ワタシ?

タバコを吸うダンナの横でマンガを読んで
正月が終わってしまいそうです・・・。
いい空気じゃないねぇ。
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わあ~! (ゆきこママ)
2008-01-03 22:19:47
お勧めポイントを一緒にガイドしてくれるんですか~。。。ワクワクドキドキ!
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出社翌日のけだるさ ()
2008-01-05 10:53:38
新年初出社のけだるさに包まれております。
machinyaさんにはいい空気がなかったようで・・・では、小生の方から、オーラを・・・って、怪しい新興宗教かよって(笑)

ゆきこママさん
一緒に行くなんて書いてないと思いますが←まじめなコメント。でも伊豆にでかける機会があれば、見所はお教えしますよ~
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