今、国産車ではハイブリッドが席巻していて、さらにそこに加えてPHEVが新たに・・・という空気感があり、これが世界の最先端という印象をお持ちの方も多いはず。
ところが、その象徴ともいうべき新型プリウスがアメリカでは大苦戦しているという。いわく「かっこ悪い」とかとも言われているようだが・・・
実のところ、米国ではガソリン価格が安くなっていること(日本では正反対の動きだが)が影響しているようだが、どうも本質のところでは別の評価もある様子。
識者によれば、トヨタの本流のハイブリッドについては、モデルこそ新しくなっているものの、基本的な技術が進歩していないとも・・・
つまり、ひたすら燃費を上げることにのみ磨きをかけていて、それに逆らうものを外していった結果が今の最新型ということになる。
さて、前置きからそれてしまいそうな感じになったが、輸入車のCセグメントのハッチバック車4台をパワーユニット別に記事にまとめたものが目に留まった。
題して、「いま選ぶべきはディーゼルか、PHEVか・・・」なんてある。もちろん、どんなパワーユニットを選ぶかは、個人の価値観によるもので、これが唯一無二みたいなことはありえないが・・・
まずプジョー308のディーゼルユニットだ。小生も今ディーゼルに乗っているが、家族から猛反対をくらっていた。その理由が、「うるさくて、振動が・・・」と。
だが、今のディーゼルはガソリンエンジンとパワーは同等の上に、トルクでは圧倒的なため、乗車人数や荷物が多いとき、上り坂を走っているときなど、条件が厳しければ厳しいほどガソリンエンジンに対するアドバンテージが拡大する存在になっている。
しかも燃費がよくて、軽油価格の有利さもある。まあ、振動などはさすがにガソリンエンジンなみとはいかないが、上級モデルではあまり気にならないはずだ。
次にゴルフのPHEVだが、エコであることを前面に打ち出したモデルでなく、モーターのパワーをあえて走りの楽しさにもつなぐモードなど、国産と違う設計になっている。
ただ、469万円の価格はPHVとしては安いが、Cセグメントとしては高いと言わざるを得ないというのも事実。
だが、価格でいえばMercedesのA250 スポーツ 4MATICの534万円はさらにその上をいく。Aクラスの中でも事実上のフラッグシップみたいな存在で、なぜこのモデルがこの記事に選ばれているのかもよくわからないが・・・
まあガソリンエンジンの四駆というくくりかも知れない。このモデルをあえて選択する人は、Cではいやだという確たるものがありそうだ。
確たるといえば、BMWの120iはBMWらしいFRモデルの代表として登場している。
その効果として、素直なステアリングフィールに大きな魅力があるという。また、しっかりとしたボディ剛性、優れた静粛性、しなやかな乗り心地などはBMW『3シリーズ』を思わせるレベルに到達しているとか。
ただ、このサイズでFRでかつエンジンを縦置きしていることで、後席の居住性に代表されるスペース効率の点でも不利だと・・・
実はBMWの売れ行きで言うと、ディーゼルユニットが圧倒的で、このモデルにしたのもよくわからないのだが・・・
いずれにしろ、こうしたパワーユニットごとの違いが見えるのは、燃費命の価値観とは違う切り口で、なかなか楽しいと思うのだが・・・
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