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数年前から伊豆半島をジオパークとして売り出しているのはご存じだろうか。伊豆半島自体は太平洋に隆起した島が本州に激突してできたもので、その激突跡は今の御殿場線のラインで、その結果富士山が形成された形。
伊豆半島は日本では珍しいフィリピン海プレートに乗っている地域で、ある人に言われたのは、「君はフィリンピン海プレート上で産まれた貴重な日本人だ」と。
そんな関係で主に火山性の珍しい地形をジオパーク認定遺産として登録しているのだが、この春に大人の休日倶楽部のCMで吉永小百合が紹介したことで認知度も上がった様子。
その中でもCMに取り上げられて話題になったのが、田牛(とうじ)の竜宮窟だ。海の浸食でできた洞窟の上に天窓よろしく穴が開いたもの。
西伊豆堂ヶ島の天窓洞と同じようなもので、こちらも堂ヶ島のそれと同様に天窓から見ることができる。
まずは車を停めて、見学の入り口に向かう。二穴入り口とある。階段を降りて行くと、暗闇からほどなく光が見えて、洞窟に降り立つ。
その名のとおり、海の浸食が二つの穴を開けた形状になっていて、天窓から下を見るとハート型に見えるところが人気のスポットになった由。
おお、ここに吉永小百合がいたんだよなあ・・・なんて感慨深げに・・・ここから天窓に沿って遊歩道を進むと田牛のサンドスキー場が見えてくる。
広さはたいしたものではないが、自然の営みでこんな砂がたまったところができるというのは素晴らしい。ちなみにこちらもジオパーク認定されている。
調べてみると自然の地形だけでなく、下田のなまこ壁の街並みなども登録されていて、これから伊豆に出掛けられる方は事前にチェックしておいてもいいかと。
さて、田牛は海水浴場でもあるが、下田駅の南には大浜とか多々戸、入田など複数のビーチがある。有名な白浜よりは穴場かも知れない。
もっともビーチとしては田牛の隣がもっと素晴らしい弓ヶ浜なわけだが・・・ちなみに早春なら南伊豆の河津桜もお勧めだ。
河津のそれよりもマイナーな分ゆっくり見られる・・・かも。って、南伊豆町の回し者かよって・・・(苦笑)
どうでもいいが、ここから弓ヶ浜に向かうには大変な隘路をしばらく走ることになった。大きな車の方は、いったん吉佐美の方に戻った方がいいかも。
田牛から弓ヶ浜は直接海岸沿いにつながっていないのが残念である。
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