本田美奈子の急死にショックを受けていたら、今度は上方屈指の実力派として知られた落語家桂吉朝が心不全のため亡くなったというニュースが飛び込んできた。なんと、50歳だった。
桂米朝の門下にあって、将来の大看板を嘱望された噺家。確かな人物描写に加え、舞踊や音曲の素養に裏打ちされた華やかさは、上方落語らしいものだった。
師匠の信頼も厚く、芸の上での後継者と目され、米朝の師である「米団治」の名跡候補とされたが、病気で果たせなかった。
うーん、なんとも声にならない・・・東京でいえば、小朝にあたるような年恰好と実力者である。米朝の傘寿のお祝いを先日やったばかりだというのに・・・(涙)
米朝といえば、上方の押しも押されぬ大看板。一方でわからんことは米朝に聞けと言われるくらいの研究熱心と、その知識に裏打ちされた端正な高座が特徴だ。
その米朝のまさに正統派後継者であったのが吉朝だった。芝居噺を得意にする一方、大ネタの「百年目」や「地獄八景亡者戯」なども出色であった。
また小生知らなかったが、狂言や文楽との共演や、芝居にも出演するなど多彩な活動を続けていたという。
最後の高座となったのが、10月27日に行われた師匠米朝との二人会「米朝・吉朝の会」だったというのも今となってはである。
上方の屋台骨、それも将来の骨がなくなった・・・ただただ涙である。
しかし、どうして神様はこんなに才能のある人ばかり・・・神様のわがまま!
師匠の冥福を祈りたい。
桂米朝の門下にあって、将来の大看板を嘱望された噺家。確かな人物描写に加え、舞踊や音曲の素養に裏打ちされた華やかさは、上方落語らしいものだった。
師匠の信頼も厚く、芸の上での後継者と目され、米朝の師である「米団治」の名跡候補とされたが、病気で果たせなかった。
うーん、なんとも声にならない・・・東京でいえば、小朝にあたるような年恰好と実力者である。米朝の傘寿のお祝いを先日やったばかりだというのに・・・(涙)
米朝といえば、上方の押しも押されぬ大看板。一方でわからんことは米朝に聞けと言われるくらいの研究熱心と、その知識に裏打ちされた端正な高座が特徴だ。
その米朝のまさに正統派後継者であったのが吉朝だった。芝居噺を得意にする一方、大ネタの「百年目」や「地獄八景亡者戯」なども出色であった。
また小生知らなかったが、狂言や文楽との共演や、芝居にも出演するなど多彩な活動を続けていたという。
最後の高座となったのが、10月27日に行われた師匠米朝との二人会「米朝・吉朝の会」だったというのも今となってはである。
上方の屋台骨、それも将来の骨がなくなった・・・ただただ涙である。
しかし、どうして神様はこんなに才能のある人ばかり・・・神様のわがまま!
師匠の冥福を祈りたい。
・・普段、テレビや新聞を見ることが少ないので、初めて知ることが多くて、いつもありがとうございます。
KBS京都の昼のラジオでレポーター役をされていたころがありましたが、そのときがとても懐かしく思い出されます。
やはり“地獄百景亡者の戯れ”がいけないのかも。
桂米朝人間国宝が、地獄文化芸術会館に近日来演のため、代わりの噺家が米朝師匠より先に地獄へ先立つのかなぁ・・・・って、米朝師匠の“地獄百景亡者の戯れ”を聞いてね。
吉朝師匠、地獄文化芸術会館でトリをとるんですよ。
そんなにほめていただくと・・・豚も木に登っちゃいますよ。
松田さん
さすがに、造詣深いですね。地獄百景は、東京にはないネタですしね。トリはとってくれるでしょう。
桂さまは本当に物知りですね。
「ただの変態オヤジ」だと思う時もありますが(爆)
50歳なんて若過ぎますね。。。
ちょうど昨日の勉強会で心筋梗塞を予防する講義を聴いたばかりなので、余計に無念な気がします。。。
たぶん両方なんでしょうね・・・はあ(汗)
すぽっとさん
このニュースを聞いて、記事になることが予想できる、しかもそうなっている・・・すごい!
すぽっとさん、さすが桂一族!