某所で見つけた貼り紙。あるビルの脇の空きスペースのところに貼ってあった。モザイクの部分にはビルの名前が書いてあった。
どうやら、落書きがあったらしく、「落書き禁止」と書いてある。
これを見て、なぜか小生徒然草の有名な11段を思い出してしまった。おそらくほとんどの方が中学や高校で一度は読んだ(見た)ことがあるはずだ。
神無月のころ、栗栖野といふ所を過ぎて、ある山里に尋ね入る事侍りしに、遥かなる苔の細道を踏み分けて、心ぼそく住みなしたる庵あり。木の葉に埋もるゝ懸樋の雫ならでは、つゆおとなふものなし。閼伽棚に菊・紅葉など折り散らしたる、さすがに、住む人のあればなるべし。
かくてもあられけるよとあはれに見るほどに、かなたの庭に、大きなる柑子の木の、枝もたわゝになりたるが、まはりをきびしく囲ひたりしこそ、少しことさめて、この木なからましかばと覚えしか。
そうまさに、最後の「この木なからましかば」の部分だ。この貼り紙さえなかったならばなあ・・・と。
世捨て人のたわごとなんだが・・・
どうやら、落書きがあったらしく、「落書き禁止」と書いてある。
これを見て、なぜか小生徒然草の有名な11段を思い出してしまった。おそらくほとんどの方が中学や高校で一度は読んだ(見た)ことがあるはずだ。
神無月のころ、栗栖野といふ所を過ぎて、ある山里に尋ね入る事侍りしに、遥かなる苔の細道を踏み分けて、心ぼそく住みなしたる庵あり。木の葉に埋もるゝ懸樋の雫ならでは、つゆおとなふものなし。閼伽棚に菊・紅葉など折り散らしたる、さすがに、住む人のあればなるべし。
かくてもあられけるよとあはれに見るほどに、かなたの庭に、大きなる柑子の木の、枝もたわゝになりたるが、まはりをきびしく囲ひたりしこそ、少しことさめて、この木なからましかばと覚えしか。
そうまさに、最後の「この木なからましかば」の部分だ。この貼り紙さえなかったならばなあ・・・と。
世捨て人のたわごとなんだが・・・
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