たこ焼きは

関西の名物といえば、お好み焼きと並んでたこ焼きである。一口に言えば、粉文化・鉄板文化である。確かに関西のたこ焼きは美味しいし、お好み焼きの焼き方もうるさい人が多い。

　京都に住んでいたころ、「関西人の家には、ほぼ間違いなくたこ焼きの鉄板がある」と聞いたことがある。
　ほぼ関東人の小生には、なんとも新鮮でビックリする話であった。そこまで、どこの家庭にも定着していることなのか。たこ焼きへのこだわりを再認識した。

　ところで、たこ焼きの主役は誰なのだろう。たこであろうか、それとも粉か・・・ソースか、まさかかつおぶし(笑)
　というのも、以前富士山の五合目でたこ焼きを食べたとき痛い目にあったことがあるからだ。食べても食べても、中にたこが入っていない。おいこら！たこ焼きちゃうやろ！

　まあ、暗い過去の話は別にして、小生の場合たこ焼きも原則一口で行ってしまうので、正直たこをゆっくり味わったことはあまりない。入ってないのは論外だが・・・
　だが、むしろ味を決めるのは皮(ころもというべきか、言葉がでてこない)のような気がする。外がほどよくカリっとして、噛むとトロっという・・・あれである。

　そんなたこ焼きのことを考えながら、新大阪の構内をウロウロしていたら、たこ焼きセットのお土産があった。２１００円である。
　ちょっと、高いかなと思ったが、脇にセットの中身が表示されていた。ソースや具はもちろんのこと、鉄板まで付いている(笑)

　いやいや笑い事ではない。考えて見れば、このお土産をもらっても、その家にたこ焼き用の鉄板がなければ、たこ焼きは作れない。いわば、必須のアイテムだ。
　しかも鉄板さえ残れば、その後で自宅でたこ焼きが楽しめる・・・おお、そう考えると、記念にもなるし、決して高くないぞこれは！

　そう、この手の後で使えるものが付いているお土産ってはいいかも・・・ようし、関東も負けてられないぞ。もんじゃに鉄板を付けて・・・って、売れねえかやはり(爆)