腹が立ってしかたがない。ひとつは、今の政府に対してだ。そしてもうひとつは国民に対してだ。
まずは、こちらの記事からご覧いただこう。この4月にどこかの首相が渡米し、テレビ会議でファイザーのCEOと面談したときのものだ。
この結果を、本人も日本のマスコミも、「9月までには日本人全員分確保することの目途がたった」と報じている。が・・・小生、ほんとかよと思った。
というのは、記事にもあるように、ファイザーのCEOは追加供給の要請に対し、ブーラ氏は「追加供給に向けた協議を迅速に進める」と応じたとある。
これのどこが確約なのだろうか。私にはとてもそう読めないのだが・・・だいたい、面会を断られて、(日本からでもできる)テレビ会議でお茶を濁す時点でなめられているだろって。
案の定、ファイザーの供給は行き届かず、モデルナの陰に隠れているが、ショートしている状況だ。
大阪市の記事を貼っておくが、全国各地で同じことが起こっている。医師会からもはしごを外されたと怒りの声明も出ている。
そのモデルナの方も職域接種の受付を休止し、再開の目途もたっていないという。
このニュースによれば、首相は・・・「企業や大学での接種、自治体の大規模接種について、予想以上に多くの要望をいただいている。これらの新規受け付けについては、停止を継続する」って、おい! 急げってハッパ掛けてたのはお前らだろって。
そう、すべての根源は、ワクチンの確保に関する政府の対応が後手後手に回ったからだ。医師会も自治体も純粋に被害者だ。
にも関わらず、苦情が自治体や保健所に殺到しているという・・・なんてバカな国民だ。政府の責任だろって。
丸川某の五輪ボランティアへのワクチン接種の遅れに対する答弁も開いた口がふさがらないほどの噴飯ものだが、このワクチン供給不足に対する首相の説明はさらにひどい。
「各自治体で調整をして、円滑に運営できるようお願いしたい」と・・・政府はまったく責任を感じていないぞ、またまた自治体にすべて丸投げかよ。
政府の無責任さは今に始まったことではないが、今回の件で、この国の国民がいかにバカなのかよくわかった。
この事態で、なぜ自治体や保健所に苦情をいうのか・・・そして、ここまでなめられていても、依然として選挙になれば政権に投票するんだろうな・・・と。
今、何が起きているのか、そしてそれはどこに原因があるのか・・・しっかり自分の頭で考えてほしいものだ。
3週間もしないで五輪のサッカー予選は始まり、医療崩壊を目前にしながら、お祭り騒ぎのテレビ・・・、なんてことになったら、やはり「国民がダメだ」って考えるしかないのでしょう。
「調整中」という言葉を五輪本番になっても使い続けそうなエライ人たち。
五輪開会式前日に移動した「海の日」に、私たちは何を思うのでしょう。
いつもありがとうございます。
この国においては、「お上には逆らうな」とか「長いものには巻かれろ」といった行動パターンがDNAにしみこんでいるんでしょうね。
また、もうひとつの行動パターンとして「多少の不満があっても変化するよりは今のままがいい」というのもあるかと。
そうしてお上には迎合し、感染者数は増えても「五輪開催が感染者数増加につながったエビデンスはない」というセリフが支配しそうな・・・
笑ってしまうのは不謹慎と思いつつ、shimaさまおっしゃる通り、五輪本番のさなかにも「調整中」とか「早急に対策を検討する」なんて言ってそうで笑いを禁じえませんでした。
すでにテレビはお祭り騒ぎにむけて開催賛成の世論形成に動いていそうな・・・ああ、どうなることやら。