アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

大政翼賛会のにほひ・・・

2013-07-24 05:23:16 | つれづれ
こんなことを言ってもしかたがないことは承知、そういうルールといえばそれまで。このブログで、こんなことを書くのもふさわしくない。しかし、今回の選挙では、もうひとつ象徴的なことがあった。これを取り上げておきたい。

 緑の党の比例区から立候補した三宅洋平氏は17万票以上集め、比例区立候補者の30位以内に入りながら、48人の当選枠に入れなかったという件だ
 みんなの党とか共産党のトップ当選者より票を集めたし、なにかと話題のワタミよりも多い票を集めたという。

 要は、党全体に入った票が少なかったため、枠が0になったという仕組みなのだが・・・この仕組みになって参院選から消えたものがある。
 それがミニ政党だし、全国区の無所属議員だ。だから、一地方では微妙だが、支持者が全国区という人であっても政党にいないと当選の道はない。この仕組みが、参院を衆院と同じような存在にしてしまっている。

 なんとなくだまされてしまうが、明確なことは「比例区でAさんに投票したその票は、Aさん以外の同じ党の立候補者も助けてしまうということだ。」
 大昔NHKのアナの宮田輝が、全国区でブッチギリのトップ当選したことがある。あの頃は、個人投票だったが、今ならこの得票は他の候補者を助ける。

 たとえば、今回国民的スーパースターが立候補して、一人で1000万票集めたとしよう。すると、この時点で同じ党から立候補していた別の候補者は、自分への投票が1票でもあれば、何名か当選してしまう。
 民意からすれば、まったく支持されていない人物がたくさん当選してしまうのだ。

 固有名詞を出すのはどうか・・・と思うが、仮にどこかの党がイチロー、カズ、長嶋茂雄、ビートたけし、大江アナなどを並べたら、相当な票が集まり、結果その他大勢の候補者を国会議員にしてくれそうだ。
 そもそも参議院は、衆院とは違う価値観で動く存在だったはずなのに、ねじれ解消なんて言葉が歓迎ムードで、取り上げられている。小生は当然戦後の生まれであるが、裁判所の判決は無視され、与党はなんでも自由に通し放題・・・大政翼賛会の時代に近づきつつあるような・・・

 なんか、言うだけむなしい気もするが・・・
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