少し前のニュースになるが、フィギュアスケート四大陸選手権で、三原舞依が二度目の優勝を果たした。残念ながら、テレビでの扱いもなく、ほとんどの方が知らなかったかと。
四大陸選手権とは、ヨーロッパを除く、アジア・北アメリカ・南アメリカ・オセアニアの四大陸の大会で、世界選手権に次ぐ大会のひとつ。
なぜか最初からアフリカはないことになってるのがちょっと・・・だが・・・まあ、現在世界のトップを席捲しているロシアが出なければこの優勝も・・・とも。
というところで思い出したのが、2005年の四大陸選手権のこと。この年の世界選手権の代表はすでに安藤と荒川が内定していて、残り1枠を村主・恩田・中野の三選手の四大陸選手権での成績で判定するというものだった。
そして、このときの四大陸選手権は村主と恩田の死闘とも言える内容だった。
SP、FSとも、ともにノーミス(と見えた)で演技を終了。わずかに芸術点でアドバンテージのある村主が優勝し、恩田は涙を飲んだ。
この大会は、結果からみれば四大陸でなく二人のマッチアップのような内容だった。そして翌シーズンのトリノ五輪の熾烈な代表争いは、フィギュアマニアには有名だろう。
全日本選手権では、浅田真央が年齢で五輪には出られないものの、その前のグランプリファイナルで優勝を果たし、彼女とともに他の有力選手がどうなるかが注目だった。
結果は、優勝は村主、二位に浅田、三位が荒川、四位に完璧な演技を見せた恩田、五位に中野、六位に安藤というものだった。
またトリノ五輪には、村主・荒川・安藤が選出され、安藤より上位の恩田・中野が選ばれなかったことで、疑惑の選考とも言われた。(ちなみに伊藤みどりは、大会開始時に、成績に関わらずこの三人が絶対選ばれると予言していた由)
特に中野はグランプリファイナルでも安藤より上位にいたし、この大会の採点自体にも疑惑がささやかれたが・・・ともあれ、その安藤が年末のアイドルコンサートの客席で転倒・骨折し、トリノではさんざんだったのはご記憶のとおり。
タラレバは禁物だが、足を骨折していたのなら、辞退し恩田か中野に譲るべきだったと。
恩田にとって不幸だったのは、同世代に村主と荒川という歴史に名を残す名選手がいたことだろう。ソルトレイク五輪には出場したが、村主・荒川が五輪に二大会ずつ出場したことと比べれば・・・だった。
また身体が固く、スピンなどで得点がとりにくかったこともあったのかも知れない。だが、高いジャンプは今なら高いGOEが付くようなものだったし、もっと評価されてもよかった選手の一人だろう。
トリノ五輪の前の四大陸選手権は、気持ちが整っていないと辞退したが、五輪後の世界選手権では辞退した荒川の補欠の安藤も、骨折で辞退ということで、補欠の補欠で繰り上げて恩田が出場した。
この大会では、村主が二位、中野が五位で翌年の選手権三枠を確保したが、仮に恩田と村主の成績でも三枠は取れていた。準備不足の中、三枠確保のために間に合わせた彼女の心意気はファンにはしみいるものだったはず。
思いが前面に出る演技にはファンも多かったが、その後は不振が続き、引退に至り、現在はコーチとして後進の指導に当たっている。
いつの日か、恩田コーチの下、村主振付師の演技で五輪に出場する選手を見てみたいものだ。
*「日本人が一番解っていない点=スポーツと言うよりも芸術である-と言うスポーツジャンルが在る」事。
まず「新体操、シンクロナイズドスイミング、フィギュアスケート」等はもう立派な芸術表現なのですね。
此処が日本人は全然解っていない。かつて自分は幼少より「柔道」を習い高校生まで続けましたし中学時代は「女の子目当てで陸上」もやり、50m短距離では7,8(1970年当時)で、当時は然程遅い数字では無かったと記憶しています。意識しだしたのはやはり高校生あたりからでやはり「あちこち行ってはピアノ弾きまくっていた当時」依頼されたり押し掛けたりして「クラシックバレエ、ダンス」等の伴奏をするうちに「音楽とシンクロして競技演技するシンクロ、フィギュアスケート、新体操」等はスポーツと言うよりも立派な表現芸術と気づきました。正直「柔道、野球、サッカー、相撲」等は全然全く関心が無く今でも全く観ません。しかし上記フィギュア選手皆さん方は当時から大ファンであり、何と「写真集まで買ってしまった」!!!事もあったのですね。まぁ何かとスキャンダラスな面やあらぬ噂話なども在ったが、そんな程度は何処でもありますからね。正直「シンクロ、新体操、フィギュア」等は観ていて本当に美しく豪華で華麗で、、、ビューティフル/シック/エレガントetc書き差尽くせません。また男性であっても「世界最高の男=羽生選手」等は男が観ても美しい。つまり其処には「テクニカルメリット=技術面も当然当たり前として何よりアーティスティックインプレッション=芸術面こそが何より大切」なのです。此処には正直「容姿端麗と言うフレーズも隠されている」訳でして、選手と言うよりもアーティスト達の日々並々ならぬ努力と節制が要求される=いわば「クラシック音楽系の演奏家等」と同様のレベルに居ると確信しています。
だからこそシンクロなどは「フランス、ロシア、アメリカ」等が強いのは言わば当たり前であり、そういえばこういったお国は「芸術大国」でもあるわけですね。此処を日本人=スポーツ庁だかあんだかの三文役所の三文小役人達は、何も解って無い」だって皆「力技競技出身の体育系空馬鹿ばかり」だからですね。芸術系のげの字も解らねぇでしょう?
今日本は一応世界一の音楽大国となり、素晴らしい世界一の女性アーティスト、クリエーターが世界で活躍しています。まぁ今例のシナや朝鮮では、妙にこちらの芸術系に力を入れスパルタ教育で未来のクリエーターを養成している様子ですが、自分は誓って此処で言えます事は=「日本憎し、日本をおっ飛ばせ叩き落せ、憎しみと憎悪と僻み嫉みによる怨嗟で死に物狂いで勉強しても、実は決して絶対に日本を超える事は出来ない」でしょう。ご承知の通り「音楽芸術にしろフィギュア、シンクロ、新体操」にしろ「粗製乱造、朝夕即席で創り出されるものでは決して無く、時間が掛かる」のです。此処を省略して「結果だけを出そう」なんぞ神仏恐れぬ大罪でありましょう。そもそもこういう態度だからこそ「間違っても絶対にシナ朝鮮等が世界の中心になるなんてぇ事は、明日地球が終わってもあり得ない」と自分の素っ首懸けて断言出来ます。もちろん今の日本の状況も相当に悪く、何せ国の中枢が空馬鹿ですからねぇ。正直非常に心配です。だからこそ今、こうしてお師匠様サイトで書かせて頂き、少しでも世の中のお役にたてましたら本当に嬉しいです。
今後もお師匠様サイトには期待いたしております。敬具
いつもありがとうございます。フィギュアスケートはその名の通り、きれいな形を見せるものであり、本来はジャンプの点数で競うものではなく、その点でいうと、恩田選手は残念だったということも言えそうです。
ただ、一方で、採点競技自体が五輪になじむのかとも・・・どうしたって採点で順位がつく以上、買収やら個人の趣味での甘辛がつくことは否定しきれず、バンクーバー五輪の時のキムヨナの採点についても後に、韓国からの審査委員への収賄があったという話も噂以上のレベルで出ていました。
そういう意味で、新体操やフィギュアスケート、シンクロなどはショーとして楽しむものであり、五輪の競技にすべきではないとも・・・
いずれにしろ大石さまには、今回も新たな視点での切り口を提言いただき感謝です。