アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

貝掛温泉の魅力はどこにある。

2018-06-27 06:00:01 | 日本秘湯を守る会

貝掛温泉の魅力は・・・と問われると、いくつもポイントが上がる。東京から2時間半で到着できる足の良さ、そして抜群の温泉とくるが、それはこのお宿の魅力の一部でしかない。

  

 このお宿は清津川という川を渡った奥にあり、緑に囲まれている。国道17号線から貝掛坂という急坂を下りると、川を渡る橋になる

 貝掛坂~橋まではすれ違いができないところがほとんどなので、注意が必要だ。だが、橋を渡るとここから別世界になる。

 

 宿の廻りには何か所か池があり、そこには錦鯉が泳いでいる。チェックイン後、この鯉たちに餌やりをやるのが我々のパターンだ。

 この池のうち、お風呂の近くの池は温泉の余り湯を引いていて、ぬる湯のメリットで一年中温泉に入っている形で、なんとも贅沢な鯉である。

 

 全体が癒しの空気感に満ちている。その上で、食事がまた素晴らしい。目にいい温泉にちなみ、眼にいい食材を入れた貝掛粥から始まり、コシヒカリ入りアイスまで。

 今回はチェックイン時に勧められたイワナの刺身(トップ写真)をお願いした。東京でイワナの刺身なんぞは絶対に食べられないぞ。

  

 これがもう絶品のなんのって・・・もちろん焼き魚のイワナもご覧の通り、しっかり蒸した後にこの炉端で焼いているので、頭からガブリといける。

 だが、これらの料理をさらに美味しくするのが、日本酒の数々だ。八海山や久保田など越後の銘酒が揃っている。

  

 

 この日は地元では鉄板の鶴齢の大吟醸にした。だが、毎回書いているが、このお酒ですら、こちらの料理の脇役でしかない。

 そうこちらのお宿の主役はご飯なのだ。普段はご飯は極力避けている小生だが、このご飯だけは別だ。さすがに食べてしまう。

 

 このご飯を美味しく食べるためのおかずをそろえたのが朝食だが、このおかずを見ると、いかんと思いつつお代わりをしてしまう。

 もちろん、このお米を分けていただき、お土産に持ち帰るのも毎回の定番だ。それなりの価格だが、街で買う価格の半分という。

 

 さて、温泉よし、環境よし、食事よしの貝掛だが、今回改めて思ったのは、一番のよしのポイントはスタッフのもてなしだと。

 以前も取り上げているが、このお宿のスタッフの定着率は高い。女性スタッフなどもいかにも新卒? という感じからベテランになるまでいらっしゃるので、毎年行くと顔をお互い覚えてしまう。今回の食事でもあうんの呼吸でやってもらえた

  

 定着率が高いというのはESが高いからで、女将やご主人の人柄が出ているように思っている。前日の記事にも書いた、撮影の貼り紙などもこの雰囲気に通じる。

 そのため、たとえば館内ですれ違うスタッフさんのご挨拶も自然で好感の持てるものだ。このあたりは、平の高房にも共通しているが、こちらのスタッフさんの方が全体にお若い。にも拘わらず、いいもてなしになっていることが素晴らしい。

 

 最後になるが、この内容で一泊の基本料金が17000円というのは、トータルでみれば格安という印象である

 今回も大満足で宿を後にした。

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