アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

三田落語会で市馬・さん喬

2011-08-29 06:24:03 | 落語
三田の仏教伝道センターというところでは、定期的に落語会を開催している。先日、ごひいきの市馬とさん喬の二人会が、こちらで開催されるというので出かけてきた。


 実は、この会、発売初日の朝一番でぴあに取りに行ったのだが、取れたのは最後尾の席。えっ・・・そんなあと思ったが、会場に来て二つの事実が判明した。
 ひとつは、小さな会場で170名くらいしか入らないことと、開催日に会場で次回の予約を取っていて、そこで大半が埋まってしまうシステムだったことだ。

 毎回の番組によって来たくない場合もあるし、ほとんどが常連で埋まるというのはわからんではないが、もう少しフリーの枠を増やしてほしいなあと。
 ともあれ、開口一番、市也が「高砂や」をやる。市馬の会でよく聞くが、かなり上達してきた。こういう風に前座の成長を見るのは楽しいものだ。

 さて、市馬の一席目。軽い振りから入ったのが「かぼちゃ屋」、市馬の与太郎は自然で軽いので聞いていて疲れない。何度目かだが、やはり楽しく聞けた。
 そして、さん喬の登場。なんとなく冗長なマクラからあちこち寄り道し、入ったのが「片棒」いろんな人の片棒を聞くが、さん喬のそれもさすがに江戸前の香りがする。

 そして、中入り後、再び市馬の登場。何をやるかと思えば、この季節にふさわしく「鰻の幇間」だった。幇間の悲哀を感じさせるこの噺だが、市馬がやるとこれまた軽快。
 最後の方で幇間が切れて、しゃべるところをまぜっかえす女中・・・といっても実はセリフはないんだが、これがなんとも絶妙でついつい爆笑してしまった。

 さあて、トリのさん喬。いったい何を・・・って、おお!なんと「唐茄子屋政談」だ(驚)ネタかぶりになるので、まさかとは思っていたが・・・
 三田落語会は、毎回の番組を録音し、ネットで配信しているせいかも知れないが・・・とはいえ、もちろんさん喬の人情噺は絶品。

 終盤に向け、しっかりと引きずり込まれるところはさすがである。ただ、途中の演出でやや冗長なところもあった気がした。
 というのも、サゲまで演じたとはいえ、約1時間の長講。さすがに、いささかしんどくなった。会場が会議室に椅子を並べたものだけに、見にくさと座り心地が・・・

 開演からちょうど三時間。二人会としては、そこだけがちょっと・・・という感じであった。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ユニークな台湾土産 | トップ | ラブメン楽々 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

落語」カテゴリの最新記事