アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

うた恋い3で清少納言に萌え~

2012-07-01 06:00:05 | つれづれ
以前の記事でうた恋いという本の紹介をしたことがある。百人一首というポピュラーな題材に対し、そのときのストーリーを漫画でわかりやすくまとめているものだ。



 先日、書店に立ち寄ったところ、その第三巻が出ているのを知った。早速読み始めたが、今度は清少納言に軸を置き、そこにまつわるストーリーを展開していた。
 おお、清少納言といえば、日本の三大随筆のひとつ「枕草子」の作者にして、中宮定子のブレイン。紫式部とのライバル関係は誰でも知っていることだろう。

 日本史上の最高傑作の随筆と小説(源氏物語)が、同時期にかつ女流の手によって書かれたのはなかなか興味深いが、興味深いのはその二人の性格である。
 ともに当時の女性としては、必ずしも幸福だったとは言いがたいが、いろんな資料をかいまみるに、対照的だったように思われている。



 いわく、清少納言は男勝りの知的なインテリで、鼻っ柱が強く頭のいいのを鼻にかけるタイプ。クールでいやみな女・・・なんて印象をお持ちの方が多いかと。
 ちなみに、小生こういうタイプの女性が、実はかなりツボだったりする(←いやお前は誰でもツボじゃないのかって・・・)が、平均的な男性からはモテないだろう。

 だが、このうた恋い3に出てくる清少納言は、もっとかわいい女性として登場する。もちろん、才媛で男勝りの知識もバッチリなのだが・・・
 今となっては類推しかできないが、ほんとのところ、こんな感じだったのでは・・・と感じさせてくれる。



 ついでに言うと、この物語に出てくる定子の母、儀同三司母もかわいい・・・もちろん、なんとも性格が・・・だが。
 この儀同三司母の「忘れじの行く末までは かたければ けふを限りの 命ともがな」という歌の熱さと強さ・・・うーん、たまらん。

 そして、今さらながら、清少納言の「夜をこめて 鳥のそら音ははかるとも よに逢坂の関はゆるさじ」という歌の深さを知った。
 漢詩の心得がないと、なかなか踏み込めなかったことに気付き、さすが清少納言と・・・そして、彼女のかわいらしさを知った・・・萌え~

 今、リアルにこんな人がいたらけっこうハマりそうだなあと・・・いないかしらん。インテリで気が強くて、どことなく子供っぽい・・・ひと(汗)
 「うた恋い」はこの夏からアニメ化されるという・・・これまた楽しみだ。
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2 コメント

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あはっ (キョウコ)
2012-07-02 00:03:18
桂さん思いっきり「M」なんですね(笑)

だいぶヤバい位に
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うーむ ()
2012-07-02 06:07:49
Mと言われれば、否定できない(笑)
え、思い切りですかあ?うーん(^_^;)
返信する

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