アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

鉄板の継承

2009-08-03 06:24:30 | グルメ
小生の家の近くにおつなお好み焼き屋があった。「あった」という過去形になっているのは訳がある。そこのお店のマスターが鉄板にこだわりを持っていて、特注の大きな鉄板が名物であった。

 週末などたまに出かけていたのだが、先日久しぶりに出かけたところお店の様子がずいぶん違っていた。マスターはそのままだったが、鉄板がなくなっていた。
 またかつては、マスターとあうんの呼吸でテキパキと調理をしていた店員さんの姿もなくなっていた。何よりメニューからお好み焼きがなくなっていたのだ。

 そのお店は鉄板をはさんで、お客さんとマスター・女店員さん、さらにはお客さん同士が自然とコミュニティを形成するという雰囲気があった。
 だが、その雰囲気がなくなってしまっていたのはどうしてだ?と思い、マスターに聞くとくだんの女店員さんが独立するにあたり、鉄板を譲ったのだという。

 その顔は正直嬉しそうだったし、自分も年なので、鉄板の継承をしてほしかったとのこと。また、その女店員さんがバイトで応募してきたときのエピソードも聞かせてもらった。
 こんな話を聞けば、その継承されたお店に行くしかない。なんと翌日出かけてしまった(苦笑) お店を探して覗くと、果たせるかなその彼女の姿が見えた。

 入店すると、もともと小料理屋だったかのような雰囲気なので以前の店より落ち着いた感じであるが、かの鉄板はまさしく現役。見ると常連さんもついているようだ。
 何より嬉しかったのは、メニューも作り方もまったく以前のお店のまんまだということだった。当然出来上がったお好み焼きもバッチリ。

 たまたま隣に座っていたお客さんは、なんと小生同様に前の店からのファンで、自宅も近い由。以前より知り合いだったかのように盛り上がってしまった。
 これは嬉しいぞ。値段もほぼ前の店と同じレベルで、佇まいからはちょっと高くなっていたかと心配したが、まったく普通のお店だ。

 小生にとっては通勤の帰り道、一人で立ち寄る店が増えたというべきかも。えっ、お店の場所と名前は?って・・・それはちょっとご勘弁を(汗)
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