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さて大丸温泉はお気に入り中のお気に入りのひとつと書いたが、温泉が抜群なのに加えて、料理やおもてなし、施設いずれも隙がないからである。
前稿で温泉の泉質について書いていなかったことに今更気付いたのだが、那須の茶臼岳のふもとに位置するお宿でありながら、その泉質はクセがなく透明で、飲用にも適している。
これはかなり不思議なことで、お宿は標高1300mだが、この下の那須湯本(標高900mくらい)周辺の温泉は白濁した硫黄臭の強い泉質だ。なぜ、ここだけクセがないのか・・・
そのため、お宿には飲泉処もあり、宿泊中に必ず飲みに行くのもお約束のひとつだ。
こちらのお宿はバスでは那須湯本からさらに登った終点に位置する。那須塩原駅からは標高差で約1000mくらいあり、昔は徒歩か駕籠で来るしかなかった由。その歴史は古く、かつては乃木大将ゆかりのお宿でもある。
こちらの食事は食事処でいただく会席仕立てで、旬の野菜や魚、それに肉などが次から次へと出てくる。
ボリュームもさりながらお味の方も素晴らしく、さらに中居さんの対応も素晴らしいので、満足度はすごく高い。
以前も書いたことがあるが、中居さんだけでなくスタッフの皆さんのESも高いことが感じられるし、さらにはちょっとした心配りが感じられるのも魅力だ。
お部屋にはマッサージ機がついていたし、大浴場にも別フロアの休憩室があったりして、ひとつひとつが気持ちよく過ごせるしかけになっている。
ロケーションの那須自体が巨大なリゾート空間だが、標高差が大きいため、たとえば紅葉の時期なども長く楽しめる。
このお宿も季節ごとに趣が異なり、いつ来てもまた楽しめるのが魅力のポイントだ。
この内容で、基本料金が2万円しないというのはきわめてコスパがいいと感じてしまう小生である。
って、今回は無料ご招待だった・・っけ(苦笑)
以前も書いたが、これまで無料招待で行ったお宿というと、大丸あすなろ荘、貝掛温泉、やまあいの宿うえだ、それに大丸温泉である。
かやの家や吾妻屋は毎年宿泊しているが、無料招待にはもったいないかな・・・なんて。本当は岩の湯で取れるといいのだが・・・これに桜田温泉と平の高房を入れれば小生のベスト秘湯9ってところだ。
本当は皆さんにも内緒にしたいのだが・・・(苦笑)
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