アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

心にくいほどセンスを感じる山芳園のもてなし

2024-06-13 06:00:00 | 日本秘湯を守る会

「桜田温泉 山芳園」は松崎町といっても海には近くない。お宿の前は田んぼと遠景に桜並木がある。文字通り「桜田」だ

 

 

 このお宿はナマコ壁が特徴で、館内は清潔感があって、気持ちいい。チェックインの今回の担当は、イケメンの若旦那だった。

 お宿は若旦那のほか、素朴な印象の大女将と、温泉や稲作なども対応している大旦那、それに元CAの若女将の四人で切り盛りしている。

 

 毎回書いているが、この四人のコンビネーションが抜群だ。さて、チェックイン時にまずカラータオルのチョイスを勧められる。

 カラーもたくさんあり、品質もよく、宿泊中、他のお客様と間違うこともない。しかも、しっかり記念のお土産になる。

 

 部屋はシンプルで、部屋ごとに内装が異なる。今回の我々が宿泊した部屋は、ベッドがあり、大きな切り株を使ったテーブルや椅子もあった

 その一方で、フローリングやトイレなどはまことに気持ちよく、快適に過ごせる。さて、夕食の時間だ。この時間帯は別のスタッフさんが入られているが・・・

 

 部屋に入ると・・・「前回とお座りのポジションが反対ですね」と。そんなことまで覚えていらっしゃるの? と・・・あっ、前回、ワインを・・・と言いかけたら「いつものサシミソーヴィニヨンですね」と言われていたんだった。

 つまり若女将から情報連携もバッチリされていたのだ。

 

 今回も邪魔にならない範囲で、料理の合間にお話をされて楽しく過ごしていると・・・「お帰りなさい」の声とともに、若女将の登場。なんとも心憎い挨拶だ。

 彼女はワインソムリエであり、料理やお客様のお好みに合わせてチョイスしてくれる。彼女と話しながらさらに盛り上がる。

 

 ワインも随時注いでくれるが、メインのキンメの煮付けが出る際は、赤ワインを勧めてくれた

 そうそう、こちらの食事は地産の食材にこだわっていて、またお品書きもしっかりしている。もちろん、料理は抜群に美味しい。

 

 朝の食事もほどよい量で、よくある食べすぎて、眠くなってしまうようなこともなく、さわやかな気分になる。

 仕上げに桜葉クッキーを持ち出し、ロビーでコーヒーをいただく。なんとも素敵な時間だ。

 

 お値段からすると格安とは言えないが、サービスや温泉などのおもてなしトータルで見るとコスパがいいと・・・

 お気に入り中のお気に入りなのもその由縁である。

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