このブログの読者の皆さんにはご案内のことと思うが、小生は、いわゆる格安スマホと呼ばれているMVNOをお勧めしている。
世間では「格安スマホ」なんて言われているが、それは正しくない。この言い方だとスマホが安い・・・ひいては安物のスマホというイメージになるが、正しくは「格安SIM」というべきだ。
そう、ランニングが安いのであって、使う端末はハイエンドでもいいわけで。
このMVNOはランニングが圧倒的に安いこともあって、着実に普及しつつあった・・・と思っていたが、取り扱い業者も増えてきたし、ここへ来て陰りが見えるという記事が目に留まった。
改めてMVNOのメリデメを紹介すると、まずメリットとしてはランニングが安いことだ。
小生の場合、三回線使っているが、一か月約3000円くらいだ。またいわゆる2年縛りのようなこともなく、新しいカードにホイホイ乗り換えることがたやすい。
デメリットとしては、キャリアメールが使えなくなる。これが障壁としては一番大きいと聞く。相手が設定をいじらないと、キャリアメール以外はすべて迷惑メール扱いになっていたりしていることが多く、このためキャリアをやめられないと・・・
また、どうしてもキャリアに比べ速度が出にくい。また、高齢者には設定が難しそうとか、サポートが心配というのも聞く。
実際にはLINEなどの普及もあり、メルアド問題は解決しやすくなっているし、年金生活者のような方にこそおすすめしたいのだが・・・
で・・・くだんの記事だが、ひとくちでいえば陰りの原因は、キャリアが対抗して安いプランを出してきたこと・・・という。
もちろん、依然としてMVNOの価格での優位性は残っているのだが・・・一方で乱立気味のMVNOはFREETELを楽天モバイルが買収という展開になってきた。
すでにDTIも一度再建した経緯があるし、今後もMVNOの再編は続くのかも知れない。
ただ、今回の記事を読み、感じたのは陰りというが、その根底には「変えることをそもそも嫌う国民性」があると思っている。この国の国民は、とにかく何かを変えることに対し、極端に抵抗する習いがある。
MVNOも何かうさん臭さや、得たいの知れないものへの抵抗感があるように思っている。ついでにいえば、日本人のiPhoneへの執着も異常なほどだ。
おそらくは、「みんなが持っているから安心」というのが一番の理由だろうが、結果的には、軽自動車でいいのにGT-Rに乗っているようなものだ。
そのためにAndroidのハイエンド端末の倍くらいの価格を出して、iPhoneを買い、キャリアを通じて契約しているという・・・逆に三鷹市在住のFC東京サポのようにiPhoneにMVNOを入れている人はオシャレだが。
ならば、文字通り格安スマホを購入し、MVNOにすれば・・・と。たとえば、これにすれば端末価格は8424円で、月々は1600円からだ。ちょっと踏み出せば・・・だが。
そういえば、最近テレビでは山本美月の登場するBIGLOBE SIMのCMが増えている。動画などをヘビーに見るユーザーなどに訴求する内容だが・・・
今後は佐々木希から山本美月に乗り換えていく人も増えていくのかしらん・・・って、視点が違ってないか・・・(苦笑)
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