週刊誌の記事で大騒ぎになり、政務官を辞任するとともに離党した中川某、学芸員が一番のがんという発言の山本大臣、さらには「東北で良かった」発言で辞任した今村大臣などなど連日よくもまあ・・・というくらいのていたらくの政権。
個人的に不思議に思うのは、これだけバタバタでありながら、支持率が高いままということ。まか不思議なのだが・・・
この今村大臣の辞任をめぐって、各局のワイドショーでは信じられない扱いがくりひろげられたという。詳しくはこちらを・・・
御用記者の田崎スシローはもちろんのこと、あたかも安倍首相は被害者のごとき扱いをしたというのだ。田崎スシローに至っては、「政治家は被災地に寄り添っているふりはしなくてはいけない」とまで言ってのけたという。言語同断だ。
一番すごいのは、政界関係者のコメントで「首相に2回も謝罪させた大臣に用はない」というもの。
つまり、「東北で良かった」という発言がいかに被災した人びとを冒涜するものであるかということよりも、「首相に謝罪をさせたこと」のほうが問題になっているという認識だ。
さらにこの発言は絶対に許せないと思ったのは、二階幹事長のこちらの発言。
「人の頭を叩いて、血を出したっていう話じゃない。言葉の誤解があった場合、いちいち首を取るまで張り切っていかなくてもいいんじゃないか」
「マスコミは余すところなく記録を取り、一行でも悪いところがあれば、首を取れと。なんちゅうことか。それのほうの首をとったほうがいい」
「そんな人は、はじめから排除して(会場に)入れないようにしないといけない」この発言をかつて「マスコミをこらしめろ」と言ったおバカな若手議員が言ったのではない。
天下の与党幹事長様が言ったということは、明確なマスコミに対する恫喝そのものである。この発言を国民がスルーするとしたら、もはやこの国はまったくダメだ。
本来マスコミというのは、政権に対するチェック機能こそがその存在価値なわけで、政府の批判をしてはいかんといえば、中国や北朝鮮と全く同じだ。
報道の自由度は毎年世界ランクを下げていて、大臣がどれだけアホでも失言しようとも、無批判に支持する国民・・・どうにもならない。
そういえば、相変わらずどこかの首相はアメリカのやることはソッコー全面支持している。もし「アメリカが日本を攻撃する」と言っても、全面支持しそうな勢いだ。
自虐的にいえば、それでも国民は安倍首相を支持しそうな・・・もはや、この国の民主主義は終わっているかも・・・
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