アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

幸せの黄色いハンカチ、米国でリメーク

2007-02-13 06:34:53 | つれづれ
映画監督の山田洋次氏といえば、「男はつらいよ」の寅さんシリーズなどでもおなじみだが、「幸せの黄色いハンカチ」の監督としても有名だ。

 夕張炭鉱を舞台にした感動のドラマは、映画音痴の小生でも感激の映画だったし、今でもいろんなシーンが思い浮かぶ。
 武田鉄矢が購入したばかりのマツダのファミリアで、失恋を癒しに訪れる北海道。そこで出会う、桃井かおりと高倉健・・・ドラマの幕開けだった。

 忘れられないシーンは、網走刑務所から出たばかりの高倉健が、食堂でビールとラーメン、それにカツ丼を注文し、ビールをほんとに美味しそうに飲むシーンだ。
 それから・・・きりがないのでやめておくが、ほんとによく覚えている。また田中裕子の演技もよかった。

 などと書いているのは、この作品が、今度アメリカでリメークされることになったというニュースを見たからだ。
 米俳優主演でリメーク 「幸福の黄色いハンカチ」(共同通信) - goo ニュース

 確かにこのところ、リングやシャルウィダンスなど日本映画のリメークが続いている。それだけ、アメリカでもネタに苦労しているということなのだが・・・
 ところで、この作品だが、元々はアメリカのポップスであった。ドーンの1973年のヒット曲の「幸せの黄色いリボン」という作品がベースになったことは有名だ。

 その観点からいえば、この作品は元々アメリカの作品という見方もできる。これもまたなんとも面白い流れである。
 でも、どんな映画になるのかわからんが、はたして日本でヒットするのかなあ・・・少なくとも、あの旅館に泊まった高倉健が、白いシーツにしがみつくシーンは真似できても、その空気が出せるだろうか

 そうそう、途中で駐在さん役で出ていた渥美清もなんともいい味を出していた。こういうキメ細かい演出は日本映画の得意とするところだろう。
 でもなんとかいいながら、ヒットして・・・そのあげく、この作品はアメリカのオリジナルだ・・・なんて言いそうだな。

 この作品の波及効果で夕張にもいい影響が出るといいのだが・・・

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3 コメント

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アメリカの実話だったとは! (keta)
2007-02-13 13:38:54
アメリカであった実話を元に曲が作られ、それが日本で映画になった・・・・。知りませんでした。もっとも、73年はまだ生まれてないですが(74年生まれです)。

ハリウッドのネタ枯れは深刻ですね。ヒット作の続編と日本映画のリメイクがやたら多いです。
日本の「幸せの黄色いハンカチ」みたいな、ジーンと来る感動作にはならない予感がします。
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逆輸入ならぬ逆輸出? (XLL)
2007-02-13 23:31:12
リメークや編集は、ヒット作品のネタと話題性を借りるだけでなく、日本とアメリカでの解釈の違いとかも見れるので、それはそれで面白いんですよね。

「パワーレンジャー」とかの特撮ヒーローものも、逆輸入版はそういう風に見てたから楽しめました。
特撮シーンをそのまま使ってるのがミソ。
あれは撮影の手間と予算をケチってるなんて言っては駄目で、パズルのように組み替えた手腕を評価してあげながら観るんです。念のため。

そう言えば、『デスノート実写版』もハリウッドでリメークしたいとのオファーが来たが、断ったとか……
アメリカを舞台にしたデスノートの戦いってのも、見てみたかっただけに、あれはチョット残念でした。

ハリウッドはまだ、ちゃんとオリジナル作品がどこの国のもので、そこからストーリーを借りたと認めてくれるからイイですよね。
完全パクリのくせして『これは我が国の作品こそがオリジナルだ』などと言い放つ馬鹿でないだけ……
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コメントありがとうございます ()
2007-02-14 06:48:53
ketaさん
感動という意味では確かに日本人の感性ではないから・・・でしょうね。

XLLさん
いらっしゃいませ。
なるほど、そういう映画の見方もあるのか・・・って感じですね。確かに、オリジナルにこだわりすぎもいけませんな。
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