温泉が最高に気持ちいい美郷館だが、もちろん最高に気持ちいいのは温泉だけではない。前稿で書いたとおりこちらは一軒宿だが、四万温泉から沢渡温泉に行く途中に分かれ道がある。知らないとちょっと不安になりそうなところに忽然と立派なお宿が見えてくる。
トップ写真のこれだが・・・ここから入館すると、とても立派なロビーが見える。木材を贅沢に使用したこのロビーのすばらしさは、小生がひいきにしているお宿の中では、「平の高房」と並び双璧である。
その中に、八ッ場ダム建設の折、持ってきた木のこぶも飾られている。
このロビーに象徴されるように木材へのこだわりがこのお宿の特徴でもある。前稿でも紹介したお風呂にも檜がふんだんに使われている。
また瀬音の湯の脱衣場の外にはブランコ付きのスペースがあり、暖かい時期には外で休める。
さて、もうひとつ大切なのが食事である。今回は、事前にプランを検索して料理少な目の代わりにステーキが付くものにした。
結果的には大正解で、品数も少ないといいながらも十分で、ステーキもとても美味しかった。そうそうワインも白と赤を楽しんだ。
面白かったのが、刺身でマグロを鰹のたたき風にしたもの、ユニークで美味しかった。もちろん、鍋などもあり、ステーキなしでも十分なもの。
食事はすべて個室でいただける。中居さんの対応も丁寧で、落ち着いて食事を楽しめるのがいい。
寝る前に雨の音が聞こえたが、夜中に雪に変わったようだ。翌朝起きたとき、食事の部屋の外にはほんのり雪化粧が・・・
朝食もオーソドックスなものながら品数も多く、ご飯を美味しくいただける充実したものであった。
全体にゆったりした空間の下、時間がゆっくり流れる。派手なものはないが、お宿の清潔感もあり、温泉と食事を楽しみに行くには最適なお宿のひとつである。
小生が、秘湯のお宿の無料招待で利用したことのあるお宿のひとつというところで、このお宿の良さを御理解願いたい。ちなみに帰りは車の雪が凍っていた、青空とお宿と雪の写真が撮れたのも楽しかった。
この日は所用で早く帰ったが、帰り道もスムーズで予定より早く帰れた。その意味では、隠れ家的に利用できる・・・
たとえば、お昼に自宅を出ても十分お宿に入れる。またおじゃまする・・・間違いないお宿である。
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