首都圏の鉄道の中でもっとも顧客満足度の高いもののひとつが京浜急行だという。運行時間の正確さや、運休などの少なさでナンバーワンだという。
確かに、小生川崎に勤務している頃、何度かその恩恵にあずかった。多摩川があふれて水位が上がったときには、JRが早々と運休したのに対し、京急は運航を維持。
実際多摩川を渡る橋では、京急がJRより少し下流にあるにも関わらず、橋ギリギリの水位をやや減速して見事に渡り切ってくれた。
鉄道マニアによれば、定時運行をはたすため、混雑時などのホームのアナウンスなどは秒単位の短縮をしているという。
たとえば、「ドアがしまります」を「ダゥア、しまりぁす」というギリギリまで短縮しているとのこと。もちろん、これで短縮できる時間などは知れているが、一事が万事で、すべてにその思想が徹底できている証左である。
そんな京急が7月30日から一部駅の駅名看板を人気漫画「北斗の拳」仕様にした由。くわしくは、こちらの記事をご覧いただこう。
同社創立120周年と北斗の拳誕生35周年を記念したコラボレーション企画の一環とのことで、9月17日までの限定という。
これによれば、京急蒲田駅を「京急かぁまたたたたーっ駅」にした由。知人からこちらの写真をいただいた。
ウハハハ・・・ほんとにやってるし・・・って、よく見るとこの看板、ずいぶん横長だが、まさかこれに合わせて特注のサイズにしたとか、いや多分そうだろう。
そしてこちらも・・・だが、上大岡駅を「上ラオウ岡駅」(かみらおうおか)にしたっていうんだが・・・こうなると元の駅名がなんだかわかんなくなってきそう(笑)
写真はないが、もうひとつ県立大学駅を「北斗の拳立大学駅」(ほくとのけんりつだいがく)に変更したという。
笑ってしまうのは、乗客が間違わないよう、正式駅名をカッコ書きで記しているというところ。ただ、さすがに京急、これにとどまらない・・・
ラッピング車両の運行やスタンプラリーも実施。記念乗車券「北斗の券」や3駅の看板のキーホルダーも販売するというから、やるなあ京急って・・・買いに行こうかしらん(←けっこう本気)
でもここまでやるんなら、車内アナウンスとかホームのアナウンスも、「次は、京急かぁまたたたたーっ」ってやってほしいところだぞ。
あっ、その結果、他の駅で秒単位で削った時間が完全に水の泡になってしまう(苦笑)
でもシャレでいいからやってほしいと思っているのは・・・小生だけかなあ。きっとだけだろうなあ・・・
いやいや、きっといる。やってほしい人手を挙げて~あ、やっぱいないか(爆)
理由として、アンパンマンや北斗の拳では外国人観光客には通用しないことと、アンパンマンのアニメで「顔がぬれて力が」というシーンが6年前の京急1500形電車の脱線事故を連想させて不吉・不適切なことと、京急沿線にはアンパンマンや北斗の拳がきらいでセーラームーンやプリキュアが好きな人が多いためです。