このブログの読者の皆様にはいまさらだが、小生、小平奈緒の大ファンである。そんな彼女に関する著書、「Link」を読んだ方が書いた記事が目に留まった。
詳しくは、こちらの記事を読んでいただくが、小生が彼女に大して抱いているイメージそのものをよく表していた。
まずはこの著書について、こう書かれている。「金と権力は持っているが、心根が薄汚い人間が多くなっている現在、『Link』は、まだ美しい心を持ったまっとうな人間がいるという希望を抱かせてくれる本である」と。
そして、記事の作者は、平昌五輪まで小平奈緒という選手を意識したことがなかったという。おそらく多くの方がそうだろう・・・
ちなみに何人か知人に聞いてみた。小平奈緒が、2010年のバンクーバー五輪の団体パシュートで銀メダルを取っていることを知っているかと・・・皆無だった。
あくまで個人的な思いだが、バンクーバーに初出場した彼女を見て一目惚れしてしまった。キレイだとかそういうのでなく、画面越しにも見える、なんて素敵な空気感を持っている人なんだろうと・・・
その彼女が銀メダルを取り、いよいよ大ファンになった。ちなみにこの時のパシュートには高木姉妹は出ていない。
また、「小平も高木も中学生で全日本ジュニア選手権のチャンピオンになっているが、小平は高木ほどマスコミで騒がれなかった気がする」と記事にある。
この時のパシュートも同じで、ほとんどの人の記憶にないだろう。彼女らしい内向する精神がもたらすひそやかさが、そうさせてくれるのだろう。
パシュートの銀メダルは、大学卒業後就職先に苦しんでいた彼女を助けてくれた相澤病院において、患者さんたちを励ます会で披露されたという。
以来彼女は、ずっと相澤病院の患者さんと同じ目線で接している様子。これについては、以前こんな記事を上げた。
そして、彼女は平昌前のW杯で世界新を出したが、その時に決意したのが、「私が500mで金メダルを獲ることができたなら、ウィニングランは絶対に仲間と健闘をたたえ合う時間にしよう」ということだったそうな。
その決意を実現したのが、あの有名なライバルのイ・サンファとのウイニングランだ。
さて、最近の彼女は地元松本のマラソン大会のサポーターとして、ランナーにハイタッチで応援したり、ゴールした選手にタオルを掛けたりしている。
この写真もなんとも素敵で自然な空気の漂うものだ。この写真をみて、来年は松本マラソンに参加しよう・・・なんて思ってしまった。
とにかく、人間として抜群に素敵でクレバーな人、そして世界でも超一流の実績を持っている人・・・
こんなに素敵な人・・・めったにいないだろう。
Link・・・是非読みたいと思った。
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