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このところあまりいい話を聞かない中、ちょっといい話が2つあったので紹介しよう。一つ目は、先日の静岡新聞の話。
その社説の部分が話題になっているという。えっ・・・わかりにくいって・・・と言われると思い、アップをこちらに・・・
この社説の冒頭「縦読みという遊びがある。」から始まり、そのことを伏線にしながらよくよく読んでいくと・・・
あることにハッと気づく。そう、一番下の段を横に読んでいくと・・・「やまない雨などない。われわれは自由のために闘う全ての人を応援します。」と・・・
おお、この社説自体が素晴らしいメッセージになっているではないかって・・・それにしてもこれだけの長文で作るのはまさに名人芸だぞ。
もうひとつはつくば市長が退職金を2000万から22円に減額したというニュースだ。市長は退職金廃止を公約に掲げて当選していたというから公約を守った形か。
詳しい話はこちらのサイトをご参照願うが・・・退職金の支給業務を行う「県市町村総合事務組合」の規定によれば1期4年務めれば「退職日当時の月額給料」の22倍の額が支給されるルールなんだそうな。
本当なら退職金ゼロにしたいところだろうが、そのためには退職時点の給料をゼロにする必要があり、給料の支払い義務を定めた地方自治法違反になると・・・
そこで給料を1円にするというところからやったわけで、厳密にいえば彼は、在任中の給料と合わせて、合計21,320,977円返上することになる。
再選をねらう選挙に向けたパフォーマンスという見方もありそうだが、それでもなお、この心意気にはあっぱれだ。
曰く、「4年で2000万円の退職金は市民感覚から離れている」というのが市長の主張だそうだから、いいじゃないかって・・・
高額退職金を天下り先でもらうどこかの高級官僚たちに爪のアカを煎じて・・・と言いたくなるではないか。
こういういい話が最近少なくなってしまったことに寂しさを禁じ得ない小生である。
まず、34行というコラムのサイズは変わらないはずで、一番下のメッセージを34文字に固定して…。
そこに、香港、いろは歌、アメリカのエピソードを入れてしまうとは!
よく、テレビ欄の番組内容の縦読みが話題になったりしますが、こんなの初めて。
教えていただき、ありがとうございました!
いつもありがとうございます。お仕事がら、この手のネタはグッとくるかと思いました。
これだけの長文で、かつ本文にもしっかりした内容になっているというのはある種芸術の域かと。喜んでいただき幸甚です。