「日本秘湯を守る会」のお宿巡りでは、リピーターになっているお宿が多く、その中でも福島県が多い小生だが、よく通過するのが岳温泉。ここには秘湯のお宿はないが、いろいろ評判を聞く中で、一度行ってみようということになった。
ネットなどでは「花かんざし」というお宿が評判のようだが、予約が入らず、それではと選んだのが「あだたらの宿 扇や」だ。
岳温泉の中心街の中にある。チェックインタイムと同時に到着したところ、すでにお客様は何組かいらしていた。
規模的には大規模というのでなく、秘湯のこじんまりしたお宿と大規模なお宿の中間くらいか。中居さんの案内も簡にして要を足していて、好感がもてる。
お風呂は男女各一か所で、内風呂と露天がつく。露天は小さいが、湯の花も豊富で、高湯などと同じく酸性の強い温泉だ。男性が光太郎、女性が智恵子というのは地元ならでは・・・だ。
個人的には好みのタイプだが、月曜日に温泉の配管の清掃があるので、月曜日が一番湯の花が多いという。
食事は夕食は部屋食、朝食は食事処で・・・だが、いい意味で予想外だった。たとえば、刺身はマグロの中とろと鯛だったし、その他の料理もいい味付けでとてもよかった。
となれば・・・で、大吟醸の飲み比べで日本酒を吟味、そこからひとつを選び追加でいただいた。
そうそう、生ビールも福島工場直送ということで、なんか新鮮な感じがした。〆のご飯は鯛めし、デザートの杏仁豆腐も本物で、大満足だ。
温泉と夕食で大満足して、いつものように夜は早々と爆睡。翌朝の露天は激熱で、体中真っ赤になってしまった。
面白いことに、内風呂はぬるめだったが、目覚ましには熱いのはよかったかも・・・
翌朝のご飯も質・量ともに充実していて、こと食事に関しては大変満足だ。しいていえば、温泉がもう少しバラエティに富むと嬉しいのだが・・・
とはいえ、温泉自体も素晴らしく、仕上がりもかなりコスパよく、これは岳温泉に来るなら再訪だなと・・・
秘湯のお宿だけでもリピートが大変なので、次回いつになるかはわからんが、少なくとも再訪したいお宿がまた増えたことは間違いない。
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