アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

イクボスがダイバーシティのカギになる

2015-10-01 06:00:25 | つれづれ
ダイバーシティという言葉が市民権を得つつある昨今だが、ではダイバーシティという言葉の意味は・・・と問われて、しっかりとした理解と対応ができている企業はまだまだ多いとは言えないだろう。


 炎上覚悟で申し上げると、小生の勤務している企業などはおよそ理解できていない企業の最たるものである。
 たちの悪いことに、「ダイバーシティ=女性の活躍」と限定し、女性の上位職位への登用を積極的に行っていることで、ダイバーシティが進んでいると公言している。

 なんともムカつく話である。という前置きを置いた上で、激しく同意してしまう記事が目に留まったので紹介したい。
 ダイバーシティを実現させる「イクボス」という経営戦略とあるが、ダイバーシティの本質がここに書かれていると思う。

 「イクボス」とは、育児中の社員を支援する上司だけを指す言葉ではなく、部下のワークライフバランスを考え、その人のキャリアと人生を応援しながら組織の業績向上を達成する上司のこと。←その通りだ。
 逆に、男性の育児休業を強制的に取得させようとしている企業なんかは噴飯モノだ。

 イクボスは自らもワークライフバランスを実現していることが前提というが、残念ながらそういうボスが少ないのも事実。
よって働き方や意識を変えるのは難しく、企業の管理職や経営層が、いつでもどこでも仕事をする「無制限に働ける社員」を前提に考えているからというのは拍手モノだ。

 イクメン志向が如実な若者に対し、依然として「無制限に働ける社員」を唯一無二の価値観として押し付ける上司。
 その一方で、「ダイバーシティ=女性の活躍」と論理をすり替えている企業では、女性だけに様々な施策を用意し、かつ昇格も優遇する。

 その結果、優遇されない男性は腐るし、男性のイクメン自体に理解もないので、育児で早く帰る男性社員への評価は冷たいものになる。
 多くの企業がこうしたジレンマに陥っているのではないんだろうか。そうそう、えてしてそういう企業においてイクボスは、冷たい評価を受ける。

 この国は、やはり変わらない・・・もうこんな国や企業がグローバルに戦えるわけがない・・・そう思った。
 少なくとも、小生は本当の意味でイクボスを目指したいぞ・・・って。まあ、会社の評価はもう上がりようがないから。あ、いや正しくはこれ以上下がりようがないから。
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