大相撲春場所は稀勢の里の逆転優勝が感動を呼んだが、前日の大関照ノ富士vs関脇琴奨菊の取り組みも話題を呼んだ。ご記憶の方も多いだろう。
このときの照ノ富士は大きく変化し、一瞬で勝利したが、大関の相撲としては・・・で、場内からは大ブーイングが飛んだ。
小生も見ていて、これはちょっとなあと思うほどだったが・・・皮肉にもこれがあったから、なおさら稀勢の里の優勝が盛り上がったわけで・・・
ときに、問題はこの取り組みについてスポーツ報知が掲載した見出しだ。「モンゴル帰れ」と堂々たるヘイトスピーチを掲載してくれた。
天下の全国紙が掲げる見出しとしては極めて不適切である。もちろん、現場ではそういう相撲ファンの罵声が飛んだことは想像に難くないが・・・
個人的な意見だが、一番の問題はスポーツ報知が堂々とこれを使ったことだ。今更、紹介するまでもないが、「ヘイトスピーチ対策法」の具体例を法務省が出している。
その中で「地域社会からの排除をあおる言動」の例として「○○人はこの町から出て行け」「○○人は祖国へ帰れ」が挙げられているという。
これがヘイトスピーチでないとして、何なんかと。
この話題を取り上げたこちらの記事によれば、スポーツ報知に27日に質問をしたようだが、そのせいかどうか、記事の見出しは変えられていた。文面も差し替えられていた。
ときに、日本人って奴は・・・と思うのは、日本人のDNAに染みついている差別意識だ。いや世界中の人間にあるというべきだが・・・
日本人の場合は、白人に対するコンプレックスがある一方で、他の黄色人種や黒人に対しては強烈な差別意識がある。
そんな表れといえば、そうだが・・・さて、ここで小生の主張だ。以前、某総務大臣が、マスコミの政治的公平性を声高に言い出し、違反の場合は放送禁止も・・・と言っていた。
であれば、これはまさしく政治的な公平性を欠く行為ではないか。政府は厳しい処分をすべきではないのか。もっともスポーツ報知といえば、小生が大嫌いな読売系で、政府にもべったりな報道姿勢だからなあ・・・
もっともその読売の主筆はかつて社員向けの講話の中で、当時流行っていた安室奈美恵をボロカス言い、「あんなものは〇人の踊りだ」とヘイトそのものをしゃべっていた。
しかも、喫煙禁止のゾーンで平気でタバコをふかしていることでも有名だ。そんなレベルの低い輩が長年牛耳っている新聞社がまともなわけがない・・・か
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