小生にとってはようやく・・・ワールドカップのバカ騒ぎから一段落する・・・と思っていたが、引き続きベルギー戦の惜敗の余韻よろしく、ワイドショーでは大騒ぎをしている。
こんなバカ騒ぎの裏で政治はこっそりひどいことをゴリ押ししているが、多くの国民が看過しているのでは・・・本当にこの国はどうなるのか。
たとえば、会期延長になって急に参議院の定数6増やす案を成立させようとしている。しかもテレビ局も忖度していて、「一票の格差是正のため」なんて言っているが、そのために定数を増やすのはおかしいだろって。そもそも・・・あっ、今日の本題はこっちじゃなかった。
西野朗監督「8年後待たずにベスト8行ける」。次の大会に期待感【ロシアW杯】
サッカーに戻そう。上の記事の通り、本当に日本は世界に近づいたのか・・・
小生今回のワールドカップの日本戦は見ない宣言をしていたが、それは「大嫌いな本田がトップ下でこねくりまわす姿は見たくなかった」からである。
ここ3大会にわたり、本田がトップ下で、その結果香川が左サイドに回りという機能不全の姿をどれだけ見てきたことか。
皮肉にも今回初めて香川がトップ下に入り、その結果、乾が躍動した形になったわけで、セントラルミットフィルダーの柴崎からの大きなさばきと、香川のゴール前での細かないなしが組み合わさると、それなりに力が出るという証左にはなったかと。
だが、一方で今回は10人の相手に一勝したが、二敗しているのも事実。
連日、大迫がとか、柴崎がなどと大騒ぎして、あげく西野監督大絶賛大会だったわけだが、ひどいのでは某関係者が、「柴崎はハリル時代は呼ばれていなかったが、今回初めて西野監督が見出した」というセリフを吐いたこと。
どうやら協会はよってたかって、ハリル監督をなかったことにしたいらしい。
西野監督をディスるつもりはないが、選手発表のときのセリフを聞くと、おそらく本田・岡崎は先発の主軸で考えていたはず。現に大会前のテストマッチ二戦はそんな感じだった。
ところが、そこで苦戦した反面、ラストのテストマッチで乾、香川や柴崎が躍動した結果、先発が変わったと小生はみている。
その意味では、西野監督を評価すべきだろうと思うのだが、西野監督続投説もたちまち手のひら返しで、こんなことになりそうだ。
相変わらず、協会の考えていることはよくわからない・・・
実は、小生が「日本を世界レベルにするための一番の課題」はここにあると思っている。はっきりいえば、協会こそが問題だと。
古い話になるが、日本が初めてワールドカップに出たときのこと、アジア予選で「加茂で行けなければ、俺が責任を取る」なんて当時の協会長は豪語していた。
だが、途中でピンチになるとたちまち岡田コーチを昇格させ、後は知らんぷり。ところが、岡田監督の後、トルシエの次に爺故がメチャクチャ金だけ取って去ると、次はと・・・オシムに依頼。
そのオシムが病に倒れると、再び岡田氏が・・・今回も協会は当初岡田氏に依頼しようとして、断られたと聞く。
まあ監督のことはこの辺にしておこう。さらに問題は、スポンサーと協会の関係だ。表には出ていないが、ハリルが解任された真の理由はここにあったはず。
つまりスポンサーの意向で選手選考が決まるという・・・大嫌いついでで書くと、本田がパチューカで初ゴールを挙げたシーン、テレビ各局でこれでもかと放送していた。
あのシーンはこちらの動画で見られる。個人の感想と断っておくが、このシーン、ボールを受けた本田に相手DFは追いつけていない。
体も寄せておらず、足の遅さでは定評ある本田に花を持たせているのでは・・・とさえ思ったくらいで、そもそもその前になぜメキシコだったの? というのもあるが。
本田は南アフリカの頃の輝きと今を比べてはいけないのかも知れないが、かつては足が遅くても、キープ力もあったし、フィジカルの強さで跳ね返せた。
ところが、スポンサーにとってはそんなことはどうでもよいことで・・・ついでに言えば、日本ではJリーグは(レベルが低いから)見ないが、代表だけは見るという応援団のなんと多いことか。
こうした協会・スポンサー・応援団(なんかサポーターとは別のような方々)が、日本の強化の妨げになっているように思っている。
テストマッチといえばほとんどが日本国内でのもの、いつでも満員御礼大声援、負けても「感動ありがとう」なんて美辞麗句・・・これじゃあ強くならないよって。
日韓大会の時のベルギーは、日本とやってもいい勝負だったが、今では大差がついている。この間、日本はずっとワールドカップに出続けているにも拘わらず、世界レベルには程遠い。
なぜ、こんなことになったのか・・・協会も冷静に考えるべきではと。我々サポーターや応援団も考えるべきではと・・・
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