![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/9b/5de46c085fdfa7f93a0a6c72021e7d9b.jpg)
ご存じ、ごひいきの桂米團治の独演会が、銀座ブロッサムで開催されたので出かけてきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/a8/3609704813796e5cf7d664c2cbb299e0.jpg)
この会場には過去何度も来ているが、落語会には入れ物が大きすぎるが、大阪から来る貴重な会だからいたしかたない。
時間があったので、丸の内からポコポコ歩いた。こんな感じのイルミネーションがきれいだった。だからなんだというわけではないが・・・
さて、開演だ。開口一番は米團治の弟子の米輝、最近独演会で何度か聞いている。と・・・今回は、上方ネタの煮売り屋だった。
江戸だと、居酒屋の要素とか二人旅の要素などが入った旅ものって感じ。身体も大きく声も悪くない。着物の着こなしだけがちょっと・・・だが、まあこれはいたしかたないか。
そして米團治の登場。米團治は独演会では基本的に三席やってくれるのが嬉しい。独演会ならではのまったりしたマクラも悪くはないが、三席こなす姿勢が素晴らしい。
始めたネタは「子ほめ」だった。上方のそれは、基本的に江戸と同じ演出だ。最近前座で聞くことが多いが、サゲがいろいろある。今回もちょっと面白かった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/fa/d46ae89a0453e01b62f96669f552ab6f.jpg)
ついで、登場したのが江戸でいえば二ツ目クラスの米紫。ちょっとユニークな語り口が最初は気になったが、だんだんハマる。
ネタは「宗論」だった。展開は江戸と同じだが、上方ならではのオーバーな演出が、この噺にはよくマッチする。けっこうウケてしまった。
ここで米團治の再登場。黒紋付に袴での登場。ここではネタ出ししている「淀の鯉」だ。このネタは米朝が落語家になる前に、自作で書いたものという。
米朝は、「一文笛」などけっこう新作を書いている。そういう意味では、演者としてだけでなく、作家的な面も素晴らしいというべきか。
米團治が、「なにしろ、この作品は米朝21歳のときの作品」といっていたので、こなれ感が・・・とか言っていたが、そこはそれ米團治の華麗な演出もあり、なかなか楽しめた。
前半と後半の噺の展開に唐突感があるところが、しいていえばこなれ感の・・・ってところか。古典と思って聞いても違和感のないところは作品のレベルか、演者の力か。
なんてことを感じながら中入り。この間に座布団の色を変えているところから、きっと高座着の色とあわせるのかな・・・と思っていたら、予想どおりまたオシャレな高座着に。
本当にいい意味で上品な、いい高座着を着こなす米團治。やはりプリンスだよなあ・・・と思っていたら始めたネタは「子は鎹」だった。
別名「子別れ」のこのネタ。上方ではざこばで聞いたことがあるが、米團治のそれは、演出が明るく、ウェットな感じがしない。
展開も軽快で新しく感じた。これはこれですごくいい感じだったぞ。そして終演時刻も予定にピタリ。うーむ、この辺はさすがだ。
やはり米團治は最高だ・・・そんな満足感で帰路についた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/a8/3609704813796e5cf7d664c2cbb299e0.jpg)
この会場には過去何度も来ているが、落語会には入れ物が大きすぎるが、大阪から来る貴重な会だからいたしかたない。
時間があったので、丸の内からポコポコ歩いた。こんな感じのイルミネーションがきれいだった。だからなんだというわけではないが・・・
さて、開演だ。開口一番は米團治の弟子の米輝、最近独演会で何度か聞いている。と・・・今回は、上方ネタの煮売り屋だった。
江戸だと、居酒屋の要素とか二人旅の要素などが入った旅ものって感じ。身体も大きく声も悪くない。着物の着こなしだけがちょっと・・・だが、まあこれはいたしかたないか。
そして米團治の登場。米團治は独演会では基本的に三席やってくれるのが嬉しい。独演会ならではのまったりしたマクラも悪くはないが、三席こなす姿勢が素晴らしい。
始めたネタは「子ほめ」だった。上方のそれは、基本的に江戸と同じ演出だ。最近前座で聞くことが多いが、サゲがいろいろある。今回もちょっと面白かった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/fa/d46ae89a0453e01b62f96669f552ab6f.jpg)
ついで、登場したのが江戸でいえば二ツ目クラスの米紫。ちょっとユニークな語り口が最初は気になったが、だんだんハマる。
ネタは「宗論」だった。展開は江戸と同じだが、上方ならではのオーバーな演出が、この噺にはよくマッチする。けっこうウケてしまった。
ここで米團治の再登場。黒紋付に袴での登場。ここではネタ出ししている「淀の鯉」だ。このネタは米朝が落語家になる前に、自作で書いたものという。
米朝は、「一文笛」などけっこう新作を書いている。そういう意味では、演者としてだけでなく、作家的な面も素晴らしいというべきか。
米團治が、「なにしろ、この作品は米朝21歳のときの作品」といっていたので、こなれ感が・・・とか言っていたが、そこはそれ米團治の華麗な演出もあり、なかなか楽しめた。
前半と後半の噺の展開に唐突感があるところが、しいていえばこなれ感の・・・ってところか。古典と思って聞いても違和感のないところは作品のレベルか、演者の力か。
なんてことを感じながら中入り。この間に座布団の色を変えているところから、きっと高座着の色とあわせるのかな・・・と思っていたら、予想どおりまたオシャレな高座着に。
本当にいい意味で上品な、いい高座着を着こなす米團治。やはりプリンスだよなあ・・・と思っていたら始めたネタは「子は鎹」だった。
別名「子別れ」のこのネタ。上方ではざこばで聞いたことがあるが、米團治のそれは、演出が明るく、ウェットな感じがしない。
展開も軽快で新しく感じた。これはこれですごくいい感じだったぞ。そして終演時刻も予定にピタリ。うーむ、この辺はさすがだ。
やはり米團治は最高だ・・・そんな満足感で帰路についた。
訂正させていただきました。