小生が高校生の頃、流行ったコートといえばランチコートとダッフルコート、それにトレンチコートだった。
伊豆の高校生だった小生、校則で通学時のコートは禁止だったので、そもそもコートも持っていなかったが、東京の大学を受けるにあたりコートも・・・と。
それで下田にあるメンズショップに行き、見つけたのが白いダッフルコートだった。同じ型の色違いもあったが、一目ぼれして購入した。
厳密にはほんのりアイボリーのはいった白だったが、さすがにメンズでその色のコートは稀有だったので、東京でも目立っていた。
大学に入り、一年生の時にそのコートを着てクラブの部室に行ったところ、先輩の目に留まり、「それはお前にはもったいない、俺が着た方が似合う」と・・・その日はコートを交換されてしまった。
さすがに奪われこそしなかったが、それ以来、なかなか着て行きにくくなってしまった。そんなことを思い出したのは先日、電車の中で白いダッフルコートを着ている女性を見かけたからだ。
なぜだろうか・・・久しぶりにダッフルコートを見たような気がした。
ノスタルジーに襲われた小生、画像検索をしたところ、いろいろ出てきた。さすがに女性の写真が圧倒的だったが、男性の写真も・・・
こちらのこれだが、おそらく小生のコート姿もこんなイメージだったのでは・・・(←ありえないだろって)
いまだに謎なのは、冒頭に挙げた三種類のコートでいうと、温かさではおそらくランチコート>ダッフルコート>トレンチコート。ところが、価格はまったく逆だったこと。
ただ、イナカッペの小生ではあるが、ランチコートはダサいと感じていて、ダッフルコートかトレンチコートがほしかった。
ところが、これもなぜかだが、トレンチコートだけは価格が全然違って高かった。そこで、くだんの出来事から、ダッフルコートを着ていきにくくなったので、アメ横に出かけ、価格の安いトレンチコートを探したことを覚えている。
はたして、見つけたのが薄いラベンダーっぽいコート。
当時のトレンチコートは圧倒的にカーキ色が多く、時々紺色を見かけるという感じで、およそラベンダーのコートを着ている輩はいなかった。
個人的には、珍しくて安いということで喜んでいたが、それもまた・・・白いダッフルと同じ運命に(苦笑)
かくして、小生はホームセンターで作業用の安い防寒コートを着る日々が続くことになってしまった。
遠い、遠い過去の思い出である・・・
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