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大丸あすなろ荘は二岐温泉というところで、何軒かお宿があるが、こちらは一軒宿という佇まいである。敷地はゆったりしていて、紅葉も見事だが・・・
今回は、残念ながら紅葉のシーズンには間に合わなかった様子。もちろん、紅葉の名残はあったが、以前来たときの真っ盛りには及ばなかった。
ときに、以前こちらには秘湯の会のスタンプ帳満了の招待で、三回宿泊している。それだけ魅力を感じていたという証拠ではある。
以前の記事で、岩の湯・槍見館・吾妻屋のそれぞれのもてなしについて記したことがあったが、大丸あすなろ荘のそれは、いずれとも違う。完璧なオペレーションとは言えない。
いい意味で放置プレーとも違う。故郷に帰ったような気分にでもない。上手く説明できないのだが、「秘湯のお宿というのはこういうのだよなあ」と。
ロビーなども小生がこれまで知っている大型旅館のそれや、逆に民宿などとも違う。いい意味で適度によいと。
部屋の方は、寒い地域だけに、窓際にはコタツがあるなど、ほっとさせてくれるし、その向こうには渓流が見える。
そうそう、こちらの部屋の鍵はしゃもじについている。これもまた、こちらにくると安心するポイントのひとつだ。
個人的にはいいアイディアだと思うが、他では見ない。今回は三度目の「桂の間」だった。これもまた小生にはぴったりだ。
また、観光スポットやお勧めの果樹園などを聞いても、あまりすっきりと回答が来たことがない。
これもまた、普通なら「おいおい」と思うが、なぜか「まあそうだろうなあ・・・」と思わせてくれる。
さて、食事についてだが、最初に来たときは一年中マツタケをいただけるお宿として有名だったが、さすがにそれはなくなったものの、しっかりした鍋を中心に山の幸を味わわせてくれる。
派手なものはないが、ボリュームといい質といい、満足できるもので、「そうそう、これくらいでいいのよ」って気にさせる。
今回担当してくれた中居さんのオペレーションは、見事にスマートだった。洗練されたとは言わないが、いい意味で颯爽としていた。
今回は久しぶりに来たが、やはりいいお宿と思ったし、また来たいと・・・チェックアウトし、精算した結果もほどほどで、ちょうどいい感じ。
いろんな意味でちょうどいいお宿、それがこちらの価値かも知れない。
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